ジャンル 芸術の世界

中野校

古典派の音楽に親しむ 西洋音楽史 時代ごとにちょっと詳しく

  • 春講座

赤塚 健太郎(成城大学教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・05月17日 ~ 06月14日
(日程詳細)
05/17, 05/24, 05/31, 06/07, 06/14
コード 310412
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの器楽曲を中心に、古典派の音楽の魅力に親しむ。
・古典派と前後の時代の音楽とのつながりを理解する。
・当時の社会状況と音楽の関わりについて学ぶ。

講義概要

18世紀半ばから19世紀初頭までの範囲で西洋音楽史の流れをたどります。一般的な西洋音楽史の時代区分に従えば、古典派の音楽を扱うことになります。ハイドンとモーツァルトの音楽に焦点を当てつつ、同時に当時の社会背景にも目を向け、社会の変化と音楽がどのようにかかわったのかも検討します。音楽ジャンルとしては、交響曲・協奏曲・弦楽四重奏曲・各種のソナタなどの器楽曲を中心に扱います。さらに、バロック時代までの音楽とのつながりに目を向け、またベートーヴェンを通じて19世紀音楽との関わりも検討することで、古典派と前後の時代の音楽の共通点や相違点についても考えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/17 古典派に至る西洋音楽史の流れ バロック時代までの西洋音楽史の流れを簡単に振り返った上で、18世紀に起きた様々な変化を確認します。そして、いわゆる前古典派の音楽の魅力について探っていきます。
2 05/24 古典派の概要とソナタ形式 社会の変化との関わりについても検討しながら、古典派とはどのような時代か概観します。そして古典派の音楽を考える際に重要なソナタ形式について、具体例を挙げながら学びます。
3 05/31 ハイドンの音楽 ハイドンの生涯を概観します。さらにハイドンの作品を中心としつつ、マンハイム楽派にも言及しながら、交響曲と弦楽四重奏曲の歴史について学びます。
4 06/07 モーツァルトの音楽 モーツァルトの生涯を概観し、さらにモーツァルトの作品を中心に古典派の協奏曲や鍵盤楽曲について検討します。
5 06/14 19世紀の音楽へのつながり 古典派の音楽を吸収しつつ、様々に変化させることで、音楽史上の転換点となったのがベートーヴェンです。彼の音楽について検討しながら、古典派とそれ以降の音楽のつながりについて学びます。

講師紹介

赤塚 健太郎
成城大学教授
成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻にて音楽学を学ぶ。博士(文学)。現在、成城大学文芸学部教授・放送大学客員教授。主な研究対象は、バロック時代のダンス・舞曲と、当時の音楽の演奏習慣について。著書に『踊るバロック 舞曲の様式と演奏をめぐって』(アルテスパブリッシング、2021年)、『新訂 西洋音楽史』(津上英輔との共編、放送大学教育振興会、2021年)がある。また、NHK-FM「古楽の楽しみ」にて案内役を担当している。

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