ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

鉄道150年とその先―地図でたどる日本と世界の鉄道の姿

  • 春講座

今尾 恵介(地図研究家、一般財団法人日本地図センター客員研究員)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・05月17日 ~ 06月14日
(日程詳細)
05/17, 05/24, 05/31, 06/07, 06/14
コード 310212
定員 33名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・明治5年から現在に至る鉄道史150年の概要を理解する
・地図で実例を確認しながら、時代の変遷に応じた鉄道の変貌を把握する
・人口減少の進む日本の今後の公共交通としての鉄道像を考える

講義概要

2022年に日本の鉄道は150周年の節目を迎えました。来る2025年には世界の「鉄道200年」も迫っています。鉄道は常に近代とともにあり、人間の生活に伴うさまざまな輸送を担ってきました。そしてその姿は時代に伴って大幅に変貌しています。環境保護の観点から世界的に鉄道の見直し気運が高まる一方で、日本は本格的な人口減少時代を迎えました。各種の地図を見ながら、これまでの鉄道の歩みと将来の鉄道像を展望します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/17 日本の鉄道黎明期―汽車ことはじめ 明治5年に新橋〜横浜間に開通してから、全国津々浦々に路線が張り巡らされ、人と物の輸送に活躍した鉄道の姿を地図でたどります。
2 05/24 馬車鉄道と電車の発達 東京で始まった馬車鉄道、そしてドイツ・ベルリン発祥の便利な「電車」の登場と発達。都市交通に革命をもたらした電車とその線路に注目します。
3 05/31 観光・宅地開発と沿線案内図 日本の近代化とともに訪れた観光と宅地開発の時代。各鉄道会社は競って沿線に投資し、それを美しく趣向を凝らした沿線案内図でアピールしました。
4 06/07 高度成長期の鉄道 戦後の焼け跡から急激な右肩上がりの成長を続けた日本経済。この勢いに応えるべく鉄道も新線建設や複線化・電化などで輸送力増強につとめました。
5 06/14 ローカル線問題とLRT―あるべき鉄道の姿とは 過疎化の著しい地方では自動車社会化が進み、公共交通が危機的な状況になる一方で、世界では新しい都市交通の形としてLRT-進化した路面電車が広まっています。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆3/8(金) 13:30より本講座の無料体験会を早稲田校で実施します。
◆体験会お申し込みはこちらから。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/63043/

講師紹介

今尾 恵介
地図研究家、一般財団法人日本地図センター客員研究員
著書に『地名散歩』(角川新書)、『地図バカ』(中公新書ラクレ)、『地図帳の深読み』(帝国書院)、『駅名学入門』(中公新書ラクレ)、『地図で読む戦争の時代』(白水社)、『ふしぎ地名巡り』(ちくま文庫)など多数。『地図マニア空想の旅』(集英社)で斎藤茂太賞、『日本200年地図』(河出書房新社)で日本地図学会賞、日本地理学会より2019年度日本地理学会賞(社会貢献部門)をそれぞれ受賞。日本地図学会評議員。

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