ジャンル 日本の歴史と文化

中野校

160年前の日本―騒乱の年だった元治元年

  • 春講座

落合 弘樹(明治大学教授)

曜日 木曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・05月16日 ~ 06月13日
(日程詳細)
05/16, 05/23, 05/30, 06/06, 06/13
コード 310209
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・幕末史の中でも、多様な流れの変化があった元治元年(1864)の政局を概観する。
・政局を主導したり、背後から影響を加えた人物について理解する。
・朝廷、将軍幕閣・在京幕府精力・有志大名・尊攘激派の動きをとらえる。

講義概要

今から160年前の元治元年(1864)は、島津久光を中心とする「四賢侯」により朝幕融和および開国策による国是策定が試みられましたが、一橋慶喜は横浜鎖港による奉勅攘夷の継続を主張し、久光と決裂します。こうした状況をみて前年の政変により京都から退去した長州藩を中心とした尊攘激派は京都奪還を図るものの、慶喜と対立した薩摩や越前は鎮圧に協力し、禁門の変により撃退され、天皇は征討を命じます。しかしながら西郷隆盛を参謀とする征長軍は長州藩の謝罪恭順を受け入れ、戦闘は回避されました。この講座は、こうした複雑な変動に組織や個人がどのように関わったのかを展望していきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/16 「参与会議」の解体と一橋慶喜の禁裏守衛総督就任  
2 05/23 長州藩内の進発論と池田屋事件―会津・長州戦争勃発―  
3 05/30 禁門の変―京都炎上―  
4 06/06 水戸天狗党の筑波山挙兵  
5 06/13 征長軍の撤収と高杉晋作の功山寺挙兵  

講師紹介

落合 弘樹
明治大学教授
1962年大阪府生まれ。中央大学文学部史学科卒業後、同大学文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。京都大学人文科学研究所助手などを経て2008年より現職。京都大学博士(文学)。専門分野は日本近代史(幕末・維新)。著書に『西南戦争と西郷隆盛』(吉川弘文館)、『秩禄処分』(講談社学術文庫)などがある。

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