妖怪と怪談の文学誌―泉鏡花生誕150年を祝して

東雅夫（文芸評論家、アンソロジスト）

目標

・新潮文庫から先ごろ刊行された鏡花アンソロジー『外科室・天守物語』編纂の驚くべき舞台裏を知る。
・生誕から150年を経て、ますます若いファンたちの熱い注目を集める「明治の文豪」鏡花の魅力に迫る!
・鏡花の生涯を仔細に辿り、文豪を育んだ、郷里・金沢の醍醐味に触れる。

先ごろ私が新潮文庫から編纂刊行した『外科室・天守物語』は、日本文学史上、類稀なる幻想と怪奇の巨匠・泉鏡花の豊潤な文学世界を、初めて本格的に展望する、画期的なアンソロジーとなった。本講座では、その汲めど尽きせぬ魅力を、作品に即して、一部、朗読なども交えて展望したいと思っている。

回	日程	講座内容
1	04/27
2	05/11

◆休講が発生した場合の補講日は5月25日を予定しています。

東雅夫: 文芸評論家、アンソロジスト; 1958年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。『幻想文学』『幽』編集長を歴任。2011年『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。『文豪怪談傑作選』(ちくま文庫)をはじめ怪奇幻想文学のアンソロジー170余冊を編纂刊行。近年は絵本やテレビ番組の監修も手がける。

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