ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

東京の鉄道史―JRとそのルーツを探る 鉄道都市「東京」の骨格を形成した鉄道路線(山手線、中央線など)の鉄道史

  • 春講座

小野田 滋(公益財団法人鉄道総合技術研究所 アドバイザー)

曜日 土曜日
時間 10:40~12:10
日程 全3回 ・06月01日 ~ 06月15日
(日程詳細)
06/01, 06/08, 06/15
コード 110788
定員 28名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・東京の鉄道の骨格が形成された過程を理解する。
・都市鉄道の発展に関わった人々を理解する。
・鉄道と都市の形成過程や相互関係を理解する。

講義概要

明治18年に日本鉄道品川線として開業した現在の山手線と、明治22年に甲武鉄道として開業した現在の中央線は、東京の骨格を形成する鉄道として、多くの人々に利用され、親しまれています。この講座では、東京の骨格形成に重要な役割を果たした2路線の歴史的過程を紹介し、鉄道とともに東京という都市がどのように発展したかを紐解きます。また、山手線と中央線に残る歴史的構造物を取り上げ、その特徴や見所を紹介します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 06/01 山手線の成立 明治18年に日本鉄道品川線として開業し、大正14年に山手線として環状運転を開始するまでの歴史を解説します。山手線と東京の地形の関係、路線の特徴、かつて存在したトンネルの話やエピソードなども紹介します。
2 06/08 中央線の成立 甲武鉄道が建設した中央線御茶ノ水〜八王子間の歴史と、その実現に関わった人物を紹介します。また、中央線の中野〜立川間の路線が一直線である理由、玉川上水と中央線の関係、外濠沿いに線路を敷設した理由などについて紹介します。
3 06/15 山手線・中央線とターミナルの発達 全通後の山手線と中央線にはやがてターミナルが形成され、とりわけ渋谷、新宿、池袋は副都心として位置付けられて、東京の新たな繁華街となりました。3回目では、これらのターミナルがどのように形成され、現在の姿になったのかを解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は、2023年度春学期に八丁堀校で開講した同名講座とほぼ同じ内容です。

講師紹介

小野田 滋
公益財団法人鉄道総合技術研究所 アドバイザー
1957年愛知県生まれ。日本大学文理学部応用地学科を卒業後、1979年に日本国有鉄道入社。鉄道技術研究所、JR西日本、海外鉄道技術協力協会などを経て現在に至る。博士(工学、東京大学)。専門分野は土木史、鉄道史。著書に『高架鉄道と東京駅』(交通新聞社、2012年)、『東京鉄道遺産』(講談社、2013年)、『関西鉄道遺産』(講談社、2014年)、『橋とトンネル・鉄道探究読本』(河出書房新社・2022年)など。文化庁文化審議会第二専門調査会委員。
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