ジャンル 現代社会と科学
早稲田校
地球の測り方 その規模・重量・時間など
円城寺 守(早稲田大学名誉教授)
曜日 | 金曜日 |
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時間 | 13:10~14:40 |
日程 |
全6回
・04月19日 ~
05月31日 (日程詳細) 04/19, 04/26, 05/10, 05/17, 05/24, 05/31 |
コード | 110705 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・母なる地球の、主要な規格の概略を識る
・地球の姿・形とその測定方法を体得する
・地球の姿・形と構成内容の概要を会得する
講義概要
地球は小さな島である。宏大無辺の宇宙空間に佇む孤島*である。(*父母兄弟も散見されるが、時間的にも空間的にも、遠く希薄な関係である。)
時に潮騒は訪れるが、見晴るかす海原のその先には渺茫たるカオスが拡がっている。また、地球は小さな舟である。悠久無限の時間というエーテルの海を彷徨い漂う笹舟である。地球は母である。営みを続け、生きとし生ける命を育んだ慈母である。追憶は揺蕩う羊水の記憶でもある。
地球を測り識るには、命の置かれた世界を知る事である。先人は如何にしてその規模を知り得たのか、求め得たのか?先哲はどうやってその時間を探り当てたのか?母なる地球の姿・形を知れば、これからの立ち位置が見えてくる。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 04/19 | 地球の規模を測る | エラトステネス、直径、伊能忠敬、地球と天体、自転と公転、公理、視座 |
2 | 04/26 | 地球の重量を量る | 層構造、密度、存在度、地震波、水の存在、プレートテクトニクス |
3 | 05/10 | 地球の時間を計る | 地球年代、化石、年縞、同位体、自転と公転、太陰暦と太陽暦、 悠久と瞬間、千代に八千代に |
4 | 05/17 | 地球の程度を測る | 温度、圧力、密度、硬度、物性、粘性、弾性、磁性、伝導度 |
5 | 05/24 | 地球の組成を量る | 四大元素、化学元素、化学組成、循環と輪廻、プレートテクトニクス |
6 | 05/31 | 地球の営力を計る | 自転、重力、遠心力、浮力、潮汐力、干満、アイソスタシー、磁力、熱収支 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は、6月7日(金)を予定しています。
講師紹介
- 円城寺 守
- 早稲田大学名誉教授
- 1967年, 早稲田大学理工学部卒業。東京教育大学大学院修了(理学博士)。元早稲田大学教育学部教授。専門分野は、鉱床地質学、鉱石鉱物学、環境科学。著書に、『地球進化46億年の物語』(監訳、講談社)、『世界でいちばん素敵な地球の教室』(監修、三才ブックス)、『自分で探せる美しい石』(実業之日本社)、『366日 世界の大自然』(監修、三才ブックス)など。