ジャンル 芸術の世界

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】L.v.ベートーヴェンの独自性にふれる

  • 春講座

中島 卓郎(信州大学教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全3回 ・04月26日 ~ 05月31日
(日程詳細)
04/26, 05/17, 05/31
コード 110413
定員 37名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・L.v.ベートーヴェンの独自性について、特定のキーワードを視点として理解を深める。
・作曲家を取り巻く環境や歴史的・文化的背景と楽曲との関わりについての理解を深める。
・作曲家、研究者、演奏家等による言説、音源等を通して、楽曲のよさや美しさを味わう。

講義概要

本講座では、L.v.ベートーヴェンを取り上げます。
作曲家を取り巻く環境や歴史的・文化的背景を踏まえ、実際に楽曲を聴いたり、楽譜を投映し音を鳴らしたりしつつ講義を進めます。楽曲のもつ雰囲気や美しさと音楽の構造との関わり、作曲家、研究者、演奏家等による言説、音源等を通して、ベートーヴェンの思想や独自性に迫りたいと思います。今回は、「ベートーヴェンを生み出した社会」「ピアノの進化と楽曲」「革新性」をキーワードとして授業を展開していきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/26 「ベートーヴェンを生み出した社会」を視点として眺める フランス革命、市民革命、産業革命、パトロンとの交流、ブルジョワジーの台頭、演奏会場や興業者の出現、印刷物の普及など、ベートーヴェンは、社会が大きく変化した激動の時代を駆け抜けました。耳の病とハイリゲンシュタットの遺書、身分の違いによる恋の破局をも交えながら、社会的・文化的背景を視点としてベートーヴェンの思想、成し得た偉業について探っていきたいと思います。
2 05/17 「ピアノの進化と楽曲」を視点として眺める ベートーヴェンの時代、ピアノは楽器として著しい改良が重ねられ大きく進化しました。彼が使用していたヴァルター社、エラール社、ブロードウッド社製のピアノの写真等とともに、その性能や音域の変遷などとピアノ・ソナタとの関わりの具体を探ります。当時の楽器を用いた音源を聴くことも取り入れつつ、芸術家が楽器の改良を求め、新しい楽器が芸術家を刺激する様に触れたいと思います。
3 05/31 「革新性」を視点として眺める ベートーヴェンは、音楽を芸術として高め、極めて斬新な発想をもとに楽曲を次々と生み出していきました。音楽における革命を起こしたといっても過言ではありません。その偉業は高く聳え、その後の多くの芸術家たちに様々な影響を与えました。ここでは何がそれまでと違うのか、その「革新性」の具体について、実際の楽曲を聴き、時には目で楽譜を追いながら探っていきたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月7日を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。 対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆オンラインは、Zoomのウェビナー形式を使用しています。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。 
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。 
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。 
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。 
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。  
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)    【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

中島 卓郎
信州大学教授
ドイツ国立ベルリン芸術大学卒業、芸術学修士(武蔵野音楽大学)。尚美学園短期大学講師、昭和音楽大学講師を経て現職。文部科学省「学習指導要領の改善協力者(2006)」「教科書用図書検定調査審議会専門委員(2011)」、長野市文化芸術振興財団理事。全日本ピアノ指導者協会長野支部長。
現在の研究テーマは、「芸術楽曲の解釈と演奏法」をはじめ、「音楽と他分野(美術・文学)のかかわりに関する研究」「ドイツのギムナジウム上級段階における音楽科教育」「ドイツの音楽科における『生活や社会の中の音や音楽』に関する研究」など。
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