ジャンル 世界を知る
中野校
チベット文化を旅する―高原に息づく物語・信仰・くらし
星 泉(東京外国語大学教授、チベット文学翻訳者)
| 曜日 | 水曜日 |
|---|---|
| 時間 | 15:05~16:35 |
| 日程 |
全6回
・10月21日 ~
11月25日 (日程詳細) 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18, 11/25 |
| コード | 330303 |
| 定員 | 24名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・チベット高原に生きる人々の生活を知る。
・物語を通じてチベットの人々の考え方に触れる。
・チベットの食文化に親しむ。
講義概要
高地に暮らすチベットの人々は、厳しい環境の中で、自然と対話をしながら生きる術を身につけてきました。標高の高いところに暮らす牧畜民、標高の低い川の流域に暮らす農耕民、その間に暮らす農牧複合民は、それぞれの環境に合わせた生活様式を確立しています。しかし、人々がどんな暮らしを営んでいるのか、その実態についてはなかなか知る手段がありません。そこで今回、チベット人作家によって綴られた物語を手がかりに、日々の生活や信仰のあり方に触れる「旅」を企画しました。外国人にとって直接足を運ぶにはハードルの高いチベット高原ですが、6日間の旅を終えた後には、チベットがぐっと身近に感じられることでしょう。※参考書籍として『路上の陽光』(書肆侃侃房)をあげておきます。お読みいただくと講義の理解が深まります。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 10/21 | 旅のはじまり | 旅に出かける前に、チベット高原がどんな場所なのか、地図を広げ、イメージをふくらませましょう。チベットの人々が信奉する宗教や食習慣などについても事前学習しておきましょう。 |
| 2 | 10/28 | 巡礼路を歩く | チベットに到着しました。高度順応のため、少しゆったりとしたスケジュールで過ごします。まずは巡礼路を歩いて人々の様子を観察してみましょう。いろいろな地方から来た人々がいます。疲れたら近くの茶店に入って朝食を食べましょう。 読み物:ラシャムジャ「路上の陽光」(『路上の陽光』所収) |
| 3 | 11/04 | 農村を訪問 | 少し足を伸ばして畑地の広がる農村に行ってみます。家畜も飼っている農牧複合の村です。彼らはどんな生活をしているのでしょうか。ちょうど土地神様への感謝を捧げる儀礼があるというので参加してみます。昼食も村の人たちと一緒にいただきましょう。 読み物:ラシャムジャ『雪を待つ』 |
| 4 | 11/11 | 野遊び | 天気もいいので親しくなった人と一緒にリンカ(ピクニック)にいきましょう。お弁当を広げて食事とおしゃべりを楽しんだ後は、歌ったり踊ったりして楽しく過ごします。若い人の恋愛事情に耳を傾けます。 読み物:ラシャムジャ「眠れる川」(『路上の陽光』所収) |
| 5 | 11/18 | 山へ放牧に | 山の方へ行くと牧畜民がヤクや羊、山羊を飼って暮らしています。放牧に付いていくことにしましょう。息が上がってしんどいので、お茶でも沸かして一服して、麦焦がしと干し肉を食べたら、なぞなぞをして遊んだり、昔話に耳を傾けます。親しくなるうちに、彼らの生活が大きく変わりつつあることを知ります。 読み物:ラシャムジャ「最後の羊飼い」(『路上の陽光』所収) |
| 6 | 11/25 | 旅のおわり | そろそろ旅も終盤です。もう一度巡礼路を歩きながら、旅の思い出を振り返ります。巡礼路を五体投地しながら祈る人々の姿を見て、信仰のあり方について考えます。 読み物:ラシャムジャ「ひとひらの雪のざわめき」(未公刊) |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は12月2日を予定しています。
◆参考書籍として『路上の陽光』(書肆侃侃房)をあげておきます。お読みいただくと講義の理解が深まります。
講師紹介
- 星 泉
- 東京外国語大学教授、チベット文学翻訳者
- チベット語の専門家として、文法研究、辞典編纂、文芸翻訳、チーズに関する共同研究など、様々な研究に取り組む。主な著書に『チベット牧畜文化辞典』(https://nomadic.aa-ken.jp)、主な訳書にツェリン・ヤンキー『花と夢』(春秋社)、ラシャムジャ『路上の陽光』(書肆侃侃房)などがある。




