ジャンル 文学の心

オンライン

謎解きアメリカ文学 ポー、トウェイン、サリンジャー他

  • 秋講座

竹内 康浩(北海道大学教授)

曜日 木曜日
時間 13:00~14:30
日程 全8回 ・10月01日 ~ 11月26日
(日程詳細)
10/01, 10/08, 10/15, 10/22, 10/29, 11/12, 11/19, 11/26
コード 730102
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

アメリカ文学の新しい読み方を学ぶ。

講義概要

本講座では、主にエドガー・アラン・ポー、マーク・ウェイン、J.D.サリンジャーらの作品を軸に、アメリカ文学の新たな読み方を紹介します。
拙著『謎ときエドガー・アラン・ポー』を議論の中心に据えて、ポーが始祖とされる推理小説群を、新しく読み解いていきます。ポーがどのような手法を用いて、推理小説を作り上げていったのか、という問題を考察することで、ポーの頭の中を探索していきましょう。また、アメリカ文学を代表する作家マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』や、大ベストセラー『ライ麦畑でつかまえて』も謎解きしていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/01 「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「若きグッドマン・ブラウン」 ポーの前の世代であるワシントン・アーヴィング、またポーとほど同世代のナサニエル・ホーソンの作品を読みます。アーヴィング版の浦島太郎物語ともしても知られる短編「リップ・ヴァン・ウィンクル」と、ホーソンの「若きグッドマン・ブラウン」は、どちらも「森」の物語です。二つの作品を「深読み」してみたいと思います。
2 10/08 犯人はお前だ ポーの埋もれた短編「犯人はお前だ」こそが、実はポーの最高傑作であって、私たちが思うよりもポーはずっと天才であった、という話をします。『モルグ街の殺人』角川文庫(河合訳)、あるいは『モルグ街の殺人・黄金虫』新潮文庫(巽訳)などで、「犯人はお前だ」あるいは「おまえが犯人だ」を読んでおいてください。
3 10/15 「モルグ街の殺人」他 ポーが最初に書いた推理作品である「モルグ街の殺人」などを読み解きます。名探偵デュパンが登場するこの作品には、隠された構図があります。第二回で紹介した訳本に作品が採録されているので、予習してきていただければ助かります。
4 10/22 謎ときこぼれ話 推理小説ではないポーの作品を、いくつか読んでいきます。女性の復活譚、また「黒猫」「赤死病の仮面」「落とし穴と振り子」などを題材にしながら、愛や密室のテーマを議論したいと思います。
5 10/29 『ハックルベリー・フィンの冒険』 マーク・トウェインの代表作で、アメリカ文学最大の傑作とも評される『ハックルベリー・フィンの冒険」を、当初トウェインは推理小説として構想したようです。それがなぜ幻に終わってしまったのか、その謎を解いていきたいと思います。
6 11/12 『ライ麦畑でつかまえて』 ニューヨークを舞台にしたJ.D .サリンジャーの長編小説『ライ麦畑でつかまえて』(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)の謎を、ホールデンが訪れた場所などを紹介しながら、解いていきます。
7 11/19 シャーウッド・アンダソン 「つかれなかった嘘」(The Untold Lie)と「卵」(The Egg)は失敗した人生についての渋い物語としても読めます。そこにはなにか前向きなものはあるでしょうか。アンダソンの人生哲学に迫っていきましょう。
8 11/26 フラナリー・オコナー オコナーの初期の作品「七面鳥」を主に取り上げます。この物語において一つの奇跡が描かれています。それが何なのかを考えながら、オコナーの天才ぶりに震えてしまいましょう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は2025年度秋学期の同名講座に、新たな作品を加えて実施します。
◆休講が発生した場合の補講日は12月3日を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」
をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け) 【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

◆8/28(金) 19:00より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。

講師紹介

竹内 康浩
北海道大学教授
愛知県出身。専門はアメリカ文学。現在、文学作品の読み方(のようなもの)についての本を書いています。Mark X: Who Killed Huck Finn's Father?(『謎とき「ハックルベリーフィンの冒険」』の英語版)でエドガー賞最終候補。『謎ときサリンジャー』で小林秀雄賞、『謎ときエドガー・アラン・ポー』で本格ミステリ大賞を受賞。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店