ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

江戸勤番武士の世界 勤番武士の生活マニュアル・日記をよむ

  • 秋講座

岩淵 令治(学習院大学教授)

曜日 木曜日
時間 15:05~16:35
日程 全5回 ・10月08日 ~ 11月19日
(日程詳細)
10/08, 10/15, 10/29, 11/12, 11/19
コード 130241
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・日本近世都市の武家地に関する知識を得る。
・日本近世の日記を読む視角を学ぶ。
・「江戸ッ子」が発信した江戸の自画像を相対化する視点を学ぶ。

講義概要

巨大都市江戸には、全国から参勤交代によって膨大な数の勤番武士が集まった。彼らは、18世紀後半になると文学作品のなかで「無粋な田舎者」として描かれ、嘲笑の対象とされるようになる。一方、現代の研究者は、彼らを「余暇を利用して積極的に江戸市中をめぐる存在」として注目してきた。しかし、これらは勤番武士の偏った像である。本講義では、彼ら自身の日記や生活マニュアルなどの史料を読み解くことで、勤番武士が江戸でどのように行動し、また江戸をどのように見ていたのかを明らかにする。そして、彼らと江戸社会との関係を考察するとともに、他国者としての彼らの視点から「江戸ッ子」が語る江戸像を相対化することにつとめたい。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/08 江戸勤番武士と巨大都市江戸 巨大都市江戸と勤番武士を概説した上で、本講義の課題を説明する。
2 10/15 勤番武士の生活マニュアルを読む 田辺藩医師の著した「江戸自慢」などから、江戸勤番武士の生活の概要を説明する。
3 10/29 勤番武士の日記を読む① 行動と買い物 八戸藩上級藩士遠山屯・庄七親子の日記より、江戸での行動と、買い物の内容および意味を読み取る。
4 11/12 勤番武士の日記を読む②江戸名物、江戸名所の表象 庄内藩中級藩士金井国之助の日記から、勤番武士が江戸名物や江戸名所をどのように見ていたのかに迫る。
5 11/19 勤番武士の日記を読む③仕事と江戸暮らしの苦労 臼杵藩中級藩士国枝外右馬の日記から、勤務の内容と、彼が国元に伝えた江戸暮らしの苦労を読み取った上で、本講義の内容を総括する。

講師紹介

岩淵 令治
学習院大学教授
博士(文学 東京大学)。専門分野は日本近世都市史。国立歴史民俗博物館助手・准教授、学習院女子大学教授を経て、2026年4月より現職。書籍等著作物として『江戸武家地の研究』(塙書房、2004年 単著)、『勤番武士の江戸滞在記 -国枝外右馬江戸詰中日記』(勉誠出版、2021年 編著)、『日本近世史を見通す』第4巻(吉川弘文館、2023年、共編著)などがある。
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