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社会人のための必修教養講座 世界史を旅する 近代史編
津野田 興一(都立立川高等学校教諭)
| 曜日 | 木曜日 |
|---|---|
| 時間 | 19:00~20:30 |
| 日程 |
全5回
・09月24日 ~
11月26日 (日程詳細) 09/24, 10/08, 10/22, 11/12, 11/26 |
| コード | 730301 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・世界の歴史に対する理解を深める
・それぞれの時代や社会の特徴をつかむ
・最新の歴史学の成果を学ぶ
・過去の人物の生き様を通じて現在とつなげる
・歴史史料や画像の読み解きから時代をつかむ
講義概要
今回は近代世界の展開とその特徴について考えます。①南北戦争と19世紀後半の合衆国,②イタリアとドイツの統一,③大陸国家ロシアの発展と苦闘,④インドと東南アジアの植民地化,⑤日清戦争の衝撃,をとりあげます。その際、最新の歴史学研究の成果をもとに、代表的な人物の事績を紹介しながら、近代世界の特徴を分かりやすく解説します。特に近年、共通テストや高校の授業でも注目されている歴史史料や画像の読み解きを盛り込みながら、時代の本質に迫る講座になるでしょう。予習などは特に必要ありません。高校時代の世界史を忘れてしまった人でも大丈夫。現代世界に対する問題意識を持ちながら、いっしょに世界史を旅してみませんか。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 09/24 | 南北戦争と19世紀後半の合衆国 | 現代のアメリカ合衆国を理解しようとした場合,19世紀の歴史を見るのが一番ではないかと考えます。大陸国家としての特徴,移民国家としての特徴,南北対立国家としての特徴,黒人への差別を持つ国家としての特徴,そして世界最大の経済大国としての特徴,などがすべて登場するからです。その際,南北戦争がどのようにして始まり,どのような終わり方をしたのかについて考えることは,とても重要です。さらに,「19世紀の最後の4分の1世紀」の時期に,アメリカ合衆国がどのような帝国主義国家へと変貌してゆくのかについても,風刺画などの分析をおこないながら解説してゆきます。アメリカ合衆国の本質を探る旅へと,共に出発しましょう! |
| 2 | 10/08 | イタリアとドイツの統一 | 19世紀のヨーロッパ諸国の歴史を考える時に,中世以来分裂状態にあったイタリアとドイツがどのようにして統一を果たしていったのかを理解することは重要です。イタリアではサルデーニャ王国のカヴール,ドイツではプロイセン王国のビスマルクという共に貴族階級に属する人物が中心となって,国民国家建設を進めてゆくのです。面白いと思いませんか? その際,両国を取り巻く国際情勢(ヨーロッパ情勢)を横糸に,また,両国の国内の情勢を縦糸としながら,19世紀後半の歴史を考えてみたいと思います。この時代には多くの風刺画が描かれていますので,図版を読み解く作業を中心に,ロマン主義の音楽など文化史にも目配りしながら解説します。近代ヨーロッパ史をめぐる旅へ,共に出発しましょう! |
| 3 | 10/22 | 大陸国家ロシアの発展と苦闘 | ロシアという国はヨーロッパなのでしょうか? それともアジアなのでしょうか? 古くて新しいこの問いかけは,19世紀のロシアの歴史を考える時の重要な分析視角を与えてくれることでしょう。ウィーン体制をロシアが中心となって支えた理由は何なのでしょうか? また,クリミア戦争はロシアの歴史にどのような衝撃を与えたのでしょうか? オスマン帝国,イラン,中央ユーラシア地域,中国との関係性を軸としながら,それが国内政治や社会改革とどのように関連しているのかについて,共に考えてみたいと思います。現在まで続くユーラシアをまたぐ大国ロシアとは,いったいどういう国であると捉えるべきなのか,謎に満ちた大国を考える旅に出発しましょう! |
| 4 | 11/12 | インドと東南アジアの植民地化 | かつて,中国に次ぐ世界第2位のGDP大国であったインドは,どのようにしてイギリスの植民地になったのでしょうか? 近世以来の歴史を踏まえながら,その展開をたどってみましょう。そして,植民地となったあとのインドは,ただ単にイギリスに搾り取られるだけの国だったのでしょうか? 実はアジア全域を含みこむ国際交易の中心となっていたのがインドだったのです。それは欧米諸国の植民地となっていった東南アジア地域も同様でした。南アジアと日本を含む東アジアをつなぐ位置にある東南アジアは,ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国と経済的関係を結びながら,世界の歴史において重要な役割を果たしたのです。日本にとってなじみが薄いように見えるインドや東南アジアについて,実は関係が大いにあるという歴史的事実を踏まえ,新しいアジアの歴史を探す旅へ,共に出発しましょう! |
| 5 | 11/26 | 日清戦争の衝撃 | 19世紀後半に開国と近代化を進めた日本と清ですが,それぞれの歴史的な背景には大きな違いがありました。それは自国と世界とをどのようなものとして見るかという,世界観の違いでもありました。この講座では,両者の展開を琉球王国と朝鮮王朝の歴史を縦軸としながら考えてみたいと思います。そして,最終的に日清戦争では何が争点となり,どのような結果がもたらされたのかについて,現在の日本や中国をも視野に入れながら考えることになるでしょう。歴史的な事実をもとに,日本とは何か? 中国とは何か? 朝鮮とは何か? そして沖縄とは何か? について考えてみたいと思います。私たちの足もとを確認する世界史の旅へ,共に出発しましょう! |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は12月10日(木)もしくは12月17日(木)を予定しています。
◆高校時代に使用した教科書や参考書などがあるとより楽しめると思います(無くてもまったく問題ありません)。
◆世界の歴史に対する知的好奇心や興味関心を持って参加してくださるようお願いします。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
講師紹介
- 津野田 興一
- 都立立川高等学校教諭
- 東京都生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科史学専攻修了。都立高校で世界史教育を担当。著書に『世界史読書案内』(岩波ジュニア新書)、『やりなおし高校世界史 考えるための入試問題8問』(ちくま新書)、『わかる・身につく 歴史学の学び方』(大月書店、共編著)、『「なぜ!?」からはじめる世界史』(山川出版社)、『大人の学参 まるわかり世界史』(文春新書)、『大人の学参 まるわかり近現代史』(文春新書)『山川世界史ナビ』(山川出版社)のほか、高校世界史・歴史総合教科書、世界史参考書多数。




