ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

「昭和100年」大事件の真相に迫る 次の100年に向けて教訓を生かす

  • 秋講座

春名 幹男(国際ジャーナリスト、元共同通信ワシントン支局長)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・10月15日 ~ 11月19日
(日程詳細)
10/15, 10/22, 10/29, 11/12, 11/19
コード 130722
定員 90名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・新しい情報を明らかにして、過去の歴史を見直す
・間違っていた歴史情報を改め、真実を明らかにする
・これからの100年に向けて、新たに学んだことを教訓にする

講義概要

「昭和100年」にあたり、日本が経験した大事件の真相を新たな角度から見直し、気が付かなかった事実を掘り起こし、未来に向けて教訓を得たいと思います。これまでの講義で取り上げたことがない「バブル崩壊」による「経済敗戦」では、戦後最悪の傷跡を残しました。未だに日本は成長軌道を取り戻すことができないのはなぜか、考えたいと思います。また戦後の三大事件といわれる下山国鉄総裁の変死、三鷹および松川の鉄道事件、さらに地下鉄サリン事件と警察庁長官狙撃事件、沖縄返還に伴い表面化した尖閣諸島の主権問題、解決の道筋が見えない拉致事件を取り上げ、「時代の真実」に迫ります。
※新しい情報の入手により講義内容を変更する場合があります。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/15 なぜバブルが崩壊し「経済敗戦」になったのか 米国がレーガン政権の時代、ロン・ヤス関係と呼ばれ、日本経済は高度成長真っ盛りでした。その時代になぜレーガン政権は「プラザ合意」で円を急騰させ、不当な「半導体協定」を締結、東芝機械事件で厳しい制裁を科したのでしょうか。日本はその時失った経済の成長軌道を未だに取り戻すことができない状況が続いています。あの時代、何があったのか。当時ワシントンにいた筆者が関係者からも収集した情報をまじえて、真相を解き明かしていきます。
2 10/22 下山・三鷹・松川の3大事件は誰が起こしたのか 米軍の日本占領が長期化した1948年、米国は占領目的を日本の「民主化」から「反共の砦」に大転換しました。その翌年1949年7月、下山定則国鉄総裁の不審死と中央線三鷹駅での無人列車脱線転覆、8月には東北本線金谷川―松川間での旅客列車転覆、と国鉄絡みの奇妙な事件が続発しました。その後「キャノン機関」の仕業という噂が広がりました。筆者は1998年に初めて「キャノンは私の部下だった」と自称する元情報機関員と関係者の紹介で会うことができました。2000年、3度目に会った際、3事件について「あなたは関与していないのか」と尋ねると、「やったかもしれない」と言いました。しかしその後、彼は83歳で死去。彼が率いた謎の組織について、お話しします。
3 10/29 沖縄返還が決まった日に尖閣諸島の問題が浮上したのはなぜか 1971年6月17日、日本とアメリカは沖縄返還協定に調印しました。その日に米国務省は沖縄返還と同時に返還される尖閣諸島に日本の主権がないとする声明を発表しました。その後、中国は「海警局」の公船を日本の領海付近に派遣し続けています。なぜ、米国務省がこのような発表をしたのか、また日本の外務省が弱腰なのはなぜか、政府は肝心の問題を明らかにしようとしません。筆者が米国で発掘した文書で判明した真実を明らかにします。
4 11/12 地下鉄サリン事件と警察庁長官狙撃事件はどう関連するのか 地下鉄サリン事件はなぜ起きたのか。また、現職の警察庁長官狙撃事件はオウム真理教が引き起こした事件とどのような関連があるのか。警察はその真相を明らかにしませんでした。警察庁長官事件の真犯人とみられる人物は獄死しており、真相の発掘は今や不可能とされています。これまで明らかになった事実をみなさんとともに見直していきます。
5 11/19 北朝鮮の拉致事件はなぜ解決されないのか 北朝鮮の拉致事件は、一部の被害者が帰国を果たしましたが、その全容は明らかにされないままになっています。2002年に小泉純一郎首相が訪朝したような独自の外交を日本はなぜ続けることができないのでしょうか。北朝鮮の核問題をめぐる米朝外交も含めて、これまでの外交を見直し、被害者全員がなぜ帰国できないのか考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は11月26日(木)を予定しています。
◆新しい情報の入手により講義内容を変更する場合があります。

講師紹介

春名 幹男
国際ジャーナリスト、元共同通信ワシントン支局長
国連、国務省、ホワイトハウス、米中央情報局(CIA)など現地で取材。在米報道は計12年。国連特派員協会第2副会長やナショナルプレスクラブ国際委員長を務めた。元共同通信ワシントン支局長。特別編集委員で退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学大学院客員教授を歴任。外務省の「密約」調査で有識者委員を務めた。著書に『ヒバクシャ・イン・USA』『スクリュー音が消えた―東芝事件と米情報工作の真相』『秘密のファイル―CIAの対日工作』『ロッキード疑獄―角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』『世界を変えたスパイたち−ソ連崩壊とプーチン報復の真相』など。ボーン上田記念国際記者賞、日本記者クラブ賞、早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。

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