ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

和歌古筆を読む、味わう

  • 秋講座

別府 節子(実践女子大学文芸資料研究所客員研究員)

曜日 月曜日
時間 15:05~16:35
日程 全8回 ・10月19日 ~ 12月14日
(日程詳細)
10/19, 10/26, 11/02, 11/09, 11/16, 11/30, 12/07, 12/14
コード 130282
定員 25名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・和歌を記す変体仮名の判読を、一字一字から始めて、次第に語やフレーズ、最終的には一首全体を判読することを目指す。後半には、韻文ばかりでなく、和歌の前後にある詞書等の判読も試みる。
・美しい仮名古筆で記された、自詠自筆や歌集写本の作品を教材として使うことにより、古筆作品への興味を深め、鑑賞力を養いながら、変体仮名判読のスキルをみがく。

講義概要

入門編等で初歩の判読力を習得した方々に向けた、初級〜中級レベルの講座。古筆作品の中から、前半は比較的大きな字で記された懐紙・短冊等から始めて、定数歌、調度手本類へ、後半には小字の歌集や歌会資料を教材に、判読の練習をする。テキストに用いる古筆作品は、2025年度秋講座とは別の資料を用意して、毎回そのコピーを配付する。授業は、まず題材について講師が概説した後、受講生各自が、字典を用いながら判読、順番に読みあげて練習を重ねる。古筆判読の上達は語学と同様で読み重ねる事。最初は戸惑うことも多い、仮名の連綿体や歌語に少しずつ慣れながら、良質の古筆資料を読み重ねて、楽しみ味わいながら上達を目指したい。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/19 和歌懐紙を読む 和歌懐紙の概説、同資料を読む実習
2 10/26 和歌短冊を読む 和歌短冊の概説、同資料を読む実習
3 11/02 定数歌・詠草類を読む 一人で定数(十首〜千首、百首が一般的)の和歌を詠む定数歌やその詠草類の概説、同資料を読む実習
4 11/09 調度手本を読む 調度手本と呼ばれる、主に平安期〜鎌倉初期書写の、華麗な和歌古筆の概説、同資料を読む実習
5 11/16 「月次御会」等のテキストを読むⅠ 懐紙や短冊で催された、禁中や幕府の月次和歌会を、冊子に記録した「月次御会」類の概説、その内の懐紙和歌を読む実習
6 11/30 「月次御会」等のテキストを読むⅡ 懐紙や短冊で催された、禁中や幕府の月次和歌会を、冊子に記録した「月次御会」類の概説、その内の短冊和歌を読む実習
7 12/07 歌集を読む 和歌だけでなく、散文で書かれた詞書(ことばがき、和歌の詠まれた経緯等を記した短い文)や註も含めて、歌集を判読する実習。教材とする歌集は、進捗状況に合わせて、また早稲田大学中央図書館での実習も鑑みて選ぶ予定
8 12/14 古筆資料の閲覧実習 早稲田大学中央図書館 特別資料室所蔵の実作品および複製品を見分する実習

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆毎回、必ず変体仮名を読む練習をします。テキストと簡単な字典のコピーはこちらで用意しますが、ご自分で字典をお持ちの方はご持参下さい。
◆おおよその目安として初級〜中級レベルの方を対象とします。
◆毎回の講義内容は、受講者の習熟度等により、若干の変更の可能性があります。
◆早稲田大学中央図書館特別資料室所蔵の実作品および複製品を見分する実習を予定しています。集合場所等は、別途、講義の中で詳細をご案内します。

講師紹介

別府 節子
実践女子大学文芸資料研究所客員研究員
東京都生まれ、博士(文学)。出光美術館学芸員、淑徳大学・早稲田大学非常勤講師を経て、現職。美術館に在職中からライフワークとする、中世古筆資料の調査研究と発掘、古筆手鑑の調査活動等を現在も継続。企画編集執筆の展覧会図録に、『平安の仮名、鎌倉の仮名』、『西行の仮名』、『古筆手鑑』、『時代を映す仮名のかたち』(出光美術館)。著書に、『院政期文化論集第四巻 宗教と表象』(共著)(森話社)、『古筆への誘い』(共著)(三弥井書店)、『伏見院御集集成』(共著)(笠間書院)、『和歌と仮名のかたち―中世古筆の内容と書様』(笠間書院)。
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