ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

『信長公記』を読む

  • 秋講座

堀 新(共立女子大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全10回 ・09月30日 ~ 12月02日
(日程詳細)
09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02
コード 130225
定員 90名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・歴史小説や大河ドラマなどで作り上げられたステレオタイプの織田信長のイメージをぬぐい去ること
・戦国時代の史料解読に親しみ、それをもとに等身大の織田信長像を描くこと

講義概要

織田信長の家臣・太田牛一の『信長公記』(天理本)をテキストに、天下統一の過程を再考します。中世から近世への扉を開けた人物として、織田信長は歴史上、最も人気があります。江戸時代から多くの物語の主人公となり、現代では歴史小説やドラマなどでもよくとりあげられていますが、そこから生まれた信長のイメージは、実像と虚像が混在しています。本講座では、『信長公記』の他にも良質な史料を利用しつつ、その実像に迫ります。今学期は首巻(戦国大名段階の織田信長)後半の輪読を予定しています。桶狭間の戦いから足利義昭を奉じた上洛まで、織田信長と戦国社会を検証します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/30 太田牛一『信長公記』と天理本の特徴 『信長公記』の作者太田牛一、『信長公記』天理本とその他の『信長公記』について解説します。
2 10/07 桶狭間の戦い1 合戦前の状況 永禄3年(1560)の桶狭間の戦いが始まる前の織田・今川両氏の状況を解説します。桶狭間の戦いの意義づけを考える上で重要です。
3 10/14 桶狭間の戦い2 『信長公記』(天理本・陽明本)の記述 桶狭間の戦いに関する『信長公記』(天理本・陽明本)の記述を確認します。
4 10/21 桶狭間の戦い3 論点整理 桶狭間の戦いに関する様々な論点を紹介し、何がどこまで明らかになっているか(いないのか)を解説します。
5 10/28 突然の上洛と尾張統一 永禄2年(1559)の突然の上洛とその目的について検討します。
6 11/04 美濃攻め1 弘治2年(1556)の斎藤道三と義龍との戦いについて、『信長公記』の記述を確認します。
7 11/11 美濃攻め2 墨俣をめぐる戦い 永禄4年(1561)の墨俣砦を拠点とした戦いについて解説します。
8 11/18 美濃攻め3 永禄10年(1567)の美濃攻略にいたる『信長公記』の記述を確認します。
9 11/25 足利義昭と上洛 永禄11年に足利義昭を奉じた上洛に関する『信長公記』の記述を確認し、その前段階である永禄9年の「幻の上洛(計画)」について解説します。
10 12/02 まとめ 戦国大名段階の織田信長について、その内容を振り返ります。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2026年度春期の同名講座の続編となる継続講座です。継続受講者が定員に満たない場合は、それ以外の方もお申し込みいただけます。
◆テキストは、天理本『信長公記』および現代語訳をコピーして配付します。
◆授業で配付したプリントは、毎回ご持参ください。

講師紹介

堀 新
共立女子大学教授
1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に『織豊期王権論』(校倉書房)、『天下統一から鎖国へ』(吉川弘文館)、編著に『信長公記を読む』(吉川弘文館)、『戦国合戦図屏風・絵巻を読む』(勉誠社)、共編著に『展望日本の歴史 近世国家』(東京堂出版)、『江戸の人と身分 権威と上昇願望』(吉川弘文館)、『消された秀吉の真実』(柏書房)、『秀吉の虚像と実像』(笠間書院)、『信長徹底解読』『家康徹底解読』『豊臣一族徹底解読』(文学通信)などがある。

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