ジャンル 文学の心

早稲田校

『新古今和歌集』を読む

  • 秋講座

渡邉 裕美子(立正大学教授)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全10回 ・10月06日 ~ 12月15日
(日程詳細)
10/06, 10/13, 10/20, 10/27, 11/10, 11/17, 11/24, 12/01, 12/08, 12/15
コード 130117
定員 30名
単位数 2
会員価格 受講料 ¥ 29,700
ビジター価格 受講料 ¥ 34,155

目標

・『新古今和歌集』の冬の歌を一首ずつ味読する。
・作者や、その歌が詠まれた場や時代背景などにも触れて、広い視野からより深く理解することを目指す。

講義概要

中世初頭に成立した『新古今和歌集』は、勅撰集の中でもっとも優美で繊細な美意識によることで知られています。今回は冬の歌の後半を読んでいきます。歌ことばをひとつひとつ丁寧に確認して、一首が表現している世界を味わうだけでなく、歌が配列されることによって、どのような意味を生み出しているかを読み解きます。また、作者や時代背景などにも触れて、深く広く和歌世界を楽しみたいと思います。冬の歌の最後まで読み進めたら、次は恋の歌に進む予定です。

各回の講義予定

回 日程 講座内容
1 10/06 氷の歌 岩間を流れる川が凍ったさまを読む歌などを鑑賞します。
2 10/13 千鳥の歌 古くから冬鳥として愛されてきた千鳥の歌を鑑賞します。前半は古代歌人の千鳥の歌、後半は新古今時代の歌人の千鳥の歌が並んでいますので、読み比べてみます。
3 10/20 冬鳥の歌、霰の歌 千鳥以外の鴛鴦(おしどり)や鴨などの鳥の歌、それから霰の歌を取り上げます。
4 10/27 雪の歌(1) 古今集時代から、冬の歌の中心だった雪の歌を鑑賞します。最初は万葉歌人の人麻呂、そして、平安時代中頃、紫式部の歌などが並びます。
5 11/10 雪の歌(2) 新古今時代に活躍した歌人たちの雪の歌を鑑賞します。
6 11/17 雪の歌(3) 『百人一首』でよく知られた赤人の富士山の歌のような古代の歌と、現代歌人の歌が交替で並んでいます。それらを比較しながら読んでいきます。
7 11/24 鷹狩の歌 冬の風物詩、鷹狩の歌を中心に取り上げます。
8 12/01 歳暮の歌(1) 一年を振り返って、行く年を惜しむ歌を鑑賞します。
9 12/08 歳暮の歌(2) 老いの身で暮れ行く年を惜しむ歌を鑑賞します。
10 12/15 恋の歌 気分を変えて、最後は恋の歌を鑑賞します。今回は、恋歌二からで、この巻は恋の初期をうたう新古今時代の歌人の歌が並びます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2026年度春講座「『新古今和歌集』を読む」のテキスト終了箇所(『新古今和歌集 上』のp.282)あたりから読みはじめ、最後のあたりでは『新古今和歌集 下』へ移る予定です。新規受講の方も歓迎いたします。

テキスト

テキスト
久保田淳『新古今和歌集(上)』(角川文庫)(ISBN:978-4044001025)
久保田淳『新古今和歌集(下)』(角川文庫)(ISBN:978-4044001032)

講師紹介

渡邉 裕美子
立正大学教授
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学(研究指導修了による)。博士(文学)。専門分野は、和歌文学、中世文学。編著書に『『源氏物語』創成と記憶 平安から江戸まで』(花鳥社)、著書に『藤原俊成』(コレクション日本歌人選、笠間書院)『新古今時代の表現方法』(笠間書院、角川源義賞受賞)など。
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