ジャンル くらしと健康
早稲田校
健康に老いるための歯と口の健康 高齢になる前に知っておくべき知識
水口 俊介(東京医科歯科大学(現東京科学大学)名誉教授)
| 曜日 | 土曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全4回
・07月04日 ~
07月25日 (日程詳細) 07/04, 07/11, 07/18, 07/25 |
| コード | 120616 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 13,662 |
目標
・歯や口の構造を理解する。
・口に関連する病気を理解する。
・口の健康を保つためにはどうすればよいかを理解する。
講義概要
わが国では例をみない少子高齢化が進行している。医療および介護のためのコストは年々増加しており、国民医療費は2040年度には80兆円に達するという予測もある。こうなると国民は、自分の健康は自分で守るという意識を強く持たざるを得ない。近年の研究により、口の健康が全身の健康に強く影響することがわかってきた。本講座では、口の構造や機能を理解し、口の健康を保つためにはどうすればよいかを学んでいただきたい。そしてそれらを周囲の人に伝えていただきたいと考える。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 07/04 | 超高齢社会とオーラルフレイル | わが国の人口の超高齢化に対応するためには、健康長寿社会の達成が必須となる。健康長寿とは、いわゆる健康寿命と平均寿命の乖離が可及的に少なくなった状態であり、この乖離を少なくするためには、いわゆる脳血管障害や糖尿病などの生活習慣病の予防やフレイル対策を行わなければならない。生活習慣病の予防には高齢期になる前から取り組んでおかなければならないが、フレイル予防は高齢期になってからが特に重要である。近年、口の機能がわずかに衰えた段階をオーラルフレイルといい、それが健康に大きく影響を及ぼすことがわかってきた。 |
| 2 | 07/11 | 新しい病名「口腔機能低下症」 | 口の機能がわずかに衰えた段階、すなわちオーラルフレイルを防ぐためにはどのようにすればよいのか。日本老年歯科医学会では,う蝕や歯周病、歯の欠損といった既存の病名ではなく、口腔機能の低下を防ぐことが必要な患者に対して,的確な介入を実施するための病名を検討し、高齢期の機能低下に関する学会見解論文の中で病名「口腔機能低下症」の検査項目を発表した。「口腔機能低下症」は健康保険にも導入され、高齢期になる前から医療が介入し、口腔の機能低下に対応するスキームができあがっている。 |
| 3 | 07/18 | 高齢期になったら注意―歯周病と根面う蝕 | 歯を失う原因の1位は歯周病であり、2位はう蝕(むし歯)である。歯周病は非常に多くの国民が罹患しているが、その予防・治療はプラークコントロールすなわち歯磨きである。また、う蝕はプラーク中の細菌が産生する酸によってエナメル質や象牙質が脱灰される病気である。近年、高齢者に多発する根面う蝕が問題になっている。この2つの疾患とその予防について解説する。 |
| 4 | 07/25 | 高齢者の口腔機能を補い命を救う義歯 | 健康な口腔機能を維持するためには歯の役割は重要である。不幸にして歯を失った場合は、ブリッジ、入れ歯、インプラント(この3種を義歯という)を入れて口腔機能を回復しなければならない。本講義ではこれら義歯の製作法や治療法について説明し、あわせて噛み合わせの重要性についても詳説する。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講日は8月1日(土)を予定しています。
講師紹介
- 水口 俊介
- 東京医科歯科大学(現東京科学大学)名誉教授
- 愛媛県生まれ。歯学博士(東京医科歯科大学)。専門分野は高齢者歯科学、全部床義歯補綴学。同大学歯学部の教授および附属病院長を務める。コンピューター技術を用いた総義歯の製作に関する研究、高齢者の口腔機能に関する研究を行う。近著に『からだの「衰え」は口から 歯と健康の科学』(講談社ブルーバックス)がある。




