ジャンル 文学の心

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ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む 過去の小説か、未来の予言書か、現代の入門書か?

  • 夏講座

近藤 直樹(日本大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:30~12:00
日程 全6回 ・07月10日 ~ 08月28日
(日程詳細)
07/10, 07/17, 07/24, 07/31, 08/21, 08/28
コード 720138
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・『一九八四年』が書かれた時代背景を知る。
・『一九八四年』が持つ現代的意義を考える。

講義概要

イギリスの作家、ジョージ・オーウェル(1903-50)が1949年に発表した『一九八四年』は、現在も世界的に広く読まれる小説で、日本でもハヤカワepi文庫版の翻訳が多くの読者を得ています。陰惨な内容を多々含むこの作品は、読者のみならず、読んだことがない人にさえ、「なんとなく怖い小説」として認識される傾向にありますが、本講座では、その「怖さ」の向こうにある豊かな意義を見出していきます。『一九八四年』が発表当時のいかなる社会・政治状況を風刺しているのかを知り、ありうべき未来についてどのような警告を発しているのかを理解したうえで、この作品が時代を越えて今も持つ意義について考えます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/10 「ビッグ・ブラザーがあなたを見ている」――全体主義体制 講座の導入として、『一九八四年』のあらすじを確認し、著者オーウェルの生涯を概観します。その後、『一九八四年』を、特に超大国オセアニアの全体主義体制に焦点を当てて読み解きます。
2 07/17 「戦争は平和なり」――戦争と貧困 『一九八四年』を、特にオセアニアが他国と続ける戦争と、それにともなう国民の貧困に焦点を当てて読み解きます。
3 07/24 「ピラミッドの頂点にはビッグ・ブラザーが来る」――階級社会 『一九八四年』を、特に「党中枢」「党外郭」「プロール」からなるオセアニアの階級社会に焦点を当てて読み解きます。
4 07/31 「自由とは二足す二が四であると言える自由である」――自由の抑圧 『一九八四年』を、特にオセアニアで行われる自由の抑圧に焦点を当てて読み解きます。
5 08/21 「何もかも影の世界へと姿を消していく」――歴史の改変 『一九八四年』を、特に主人公のウィンストン・スミスも携わる歴史の改変に焦点を当てて読み解きます。
6 08/28 「ニュースピークはオセアニアの公用語」――言語の改変 『一九八四年』を、特に「ニュースピーク」の導入によって行われる言語の改変に焦点を当てて読み解きます。講座のまとめとして、これまでの内容を簡単に振り返ります。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は9月4日(金)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」
をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

◆6/6(土) 11:00より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みは こちらから。「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。

講師紹介

近藤 直樹
日本大学教授
東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。専門分野は20世紀イギリス小説。共著書に『英国ミドルブラウ文化研究の挑戦』(中央大学出版部)など、監訳書にネイサン・ウォデル編『ジョージ・オーウェル『一九八四年』の現在地――文学・思想・メディアの交差点』(水声社)がある。
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