ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

明治の東京―近代初頭の都市政治を考える

  • 夏講座

池田 真歩(東京都立大学准教授)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全3回 ・08月17日 ~ 08月31日
(日程詳細)
08/17, 08/24, 08/31
コード 120248
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 8,910
ビジター価格 受講料 ¥ 10,246

目標

・東京の歴史に対する理解を深める。
・近世から近代への移行という現象に対する理解を深める。
・歴史上の著名人物を、史料にもとづいて多面的に理解する。

講義概要

明治維新を経て、城下町・江戸は帝都・東京となり、大きな変貌を遂げました。本講座では、1868年に「東京」が誕生してからの約30年間を対象とし、同地における政治の営まれ方を中心に、その変貌の性格を問います。身分制の解体、議会制の導入、資本主義化の進展、新たなインフラの整備――日本列島全体をも飲み込んだこれらの変化のなかで、大都市における政治と経済の境界や、政治的な組織は、どのように生じ、どのように変化していったのでしょうか。渋沢栄一と星亨という、それぞれ1870年代・1890年代の東京の政治を語るうえで欠かせない人物に注目しつつ、考えていきます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 08/17 草創期東京の30年 1868年に「江戸」が「東京」に改称される前後から1900年前後にかけて、同地が経た変化を、図像資料の分析も交えながら概観します。
2 08/24 渋沢栄一と東京府政 戦前日本を代表する実業家として知られる渋沢栄一は、1870年代中盤、東京府政に深く関与しました。政治と経済の境界が明確ではなかったこの時期、大蔵省を辞してほどなかった渋沢が、どのような狙いをもって府政に臨み、達成と挫折の双方を経験したのかを論じます。
3 08/31 星亨と東京市政 幕末の江戸で、貧しい大工の家に生まれた星亨は、1890年代終盤、政党指導者として東京市政に乗り込みます。市街鉄道のような収益事業に熱視線が注がれ、一度は引かれた政治と経済の境界が改めて揺らぎはじめた局面のことでした。東京を掌握しようとした星の動向を、予想を超える規模となった反対運動にも注目して論じます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

本授業の内容の一部は、池田真歩『首都の議会』(東京大学出版会、2023年)にもとづきます(テキストには指定していません)。

講師紹介

池田 真歩
東京都立大学准教授
北海道生まれ。博士(文学、東京大学)。専門分野は日本近代史。書籍等著作物として『首都の議会:近代移行期東京の政治秩序と都市改造』(東京大学出版会、2023年)がある。
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