ジャンル 世界を知る

早稲田校

猫とめぐるヨーロッパの歴史―感情史入門

  • 夏講座

貝原 伴寛(早稲田大学講師(テニュアトラック))

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・07月01日 ~ 07月29日
(日程詳細)
07/01, 07/08, 07/15, 07/22, 07/29
コード 120306
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・人間と動物の関係の歴史的な変化について考える力を身につける。
・個人が抱く感情が社会の産物でもあることを具体的に理解する。
・ヨーロッパ文化史に対する理解を深める。

講義概要

いまやペットとして大人気の猫ですが、愛玩用に飼われるようになったのは、歴史的には最近のことだといわれます。というのも猫は元々、穀物を荒らすネズミの駆除用に飼育される動物だったからです。その猫が今のようなペットとしての地位を獲得するまで、どのような歴史があったのでしょうか。昔の人は猫を可愛がることがなかったのでしょうか。本講座では、講師が専門とするヨーロッパの歴史を舞台に、こうした問題について考えます。そのことを通じて、好悪などの気持ちの歴史を探究する「感情史」の世界に皆さんをご招待したいと思います。猫が好きなひとも、そうでないひとも、大歓迎。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/01 古代エジプトの猫 まず猫に対する感情を歴史的に考えるための導入を行い、後半では猫が神として崇拝された古代エジプトについて考察します。
2 07/08 中世ヨーロッパの猫 ヨーロッパにおいて猫は中世から既に身近な存在でした。その猫について当時の文献がどのように語ったのかを分析します。
3 07/15 近世のメディア革命 15世紀に実用化された活版印刷術が情報流通を変化させたことに注目して、猫をめぐる中世と近世の違いを考えます。
4 07/22 啓蒙思想と猫 18世紀のヨーロッパで現れた啓蒙思想に関する最近の学説を紹介し、その観点から啓蒙思想と猫の関係を考えます。
5 07/29 消費社会の猫 消費社会の勃興をキーワードとして、現代にも通ずる猫愛好文化の登場について考察を行います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合、補講日は8月19日(水)を予定しています。

講師紹介

貝原 伴寛
早稲田大学講師(テニュアトラック)
1992年生まれ。千葉県出身。東京大学総合文化研究科で修士号を取得。パリの社会科学高等研究院で博士号を取得。専門は18世紀を中心とする近世フランス史。主著『猫を愛でる近代:啓蒙時代のペットとメディア』(名古屋大学出版会、2024年、第43回渋沢・クローデル賞本賞)。

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