ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

「文治政治」と泰平の世

  • 夏講座

堀 新(共立女子大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全8回 ・07月01日 ~ 08月26日
(日程詳細)
07/01, 07/08, 07/15, 07/22, 07/29, 08/05, 08/19, 08/26
コード 120234
定員 41名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・「武断政治」から「文治政治」への転換と社会の変化を、正確に浮き彫りにすること。
・江戸幕府サイドだけでなく、大名や民衆の視点も入れて多角的に検証すること。
・歴史を楽しむこと。

講義概要

寛永18年(1641)に「鎖国」が成立し、「泰平の世」が到来します。日本史上まれに見る長期間におよぶ平和な時代とされています。しかし東アジアの変動のなか、江戸幕府は国内だけに目を向けていたわけではありませんし、課題が山積していました。本講座では、「鎖国」が内向きのものでも平和志向だけのものではないことを意識しつつ、徳川家(江戸幕府)が必死に社会を変革していった状況を、できうる限り多角的に再構成してみたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/01 「鎖国」と明清交替 「鎖国」は国を閉ざすことでも平和志向だけの外交ではありません。明の滅亡など東アジアの動乱に江戸幕府はどのように対処しようとしていたのか検証します。
2 07/08 江戸幕府の職制確立 当初の「庄屋仕立て」の幕府職制が、3代将軍家光の時代までにおおよそ確立します。その内容と特徴を検証します。
3 07/15 日光社参 徳川家康は東照大権現として神格化され、特に3代将軍家光は家康を尊崇し、これと一体化するために日光社参を繰り返しました。その様相を検証します。
4 07/22 寛永飢饉 「泰平の世」にも災害はおこります。1640〜43年にかけて全国的におこった寛永飢饉は特に1642年の被害が甚大でした。これによって農政と農村が大きく転換します。その様相を検証します。
5 07/29 由井正雪の乱(慶安の変) 兵学者由井正雪は、将軍代替わりの混乱に乗じて牢人救済と倒幕計画を企画しますが、未然に発覚して失敗します。この事件によって幕府は武断政治から文治政治へと転換したとされますが、それを検証します。
6 08/05 明暦の大火 約3日間の大火によって江戸のほぼ全域が焼失し、10万人の死者が出たとも言われる大災害の後、江戸の都市計画によって江戸の様相は大きく変わります。その過程を検証します。
7 08/19 寛文印知と幕藩関係 寛文4年(1664)に4代将軍家綱は諸大名に対して一斉に知行宛行状を発給します。その内容と意義を検証します。
8 08/26 伊達騒動と藩政の確立 近世前期の御家騒動は伊達騒動(1658〜73)で終結します。伊達騒動の概略を振り返り、一連の御家騒動を通じた藩政の確立を検証します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆授業中に配付したプリント(配付資料)は、毎回持参してください。
◆本講座は2025年度冬学期140205『「武断政治」と「鎖国」という外交』の継続講座です。内容としては学期ごとに完結しますので、初めての方も歓迎いたします。

講師紹介

堀 新
共立女子大学教授
1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に『織豊期王権論』(校倉書房)、『天下統一から鎖国へ』、『信長公記を読む』(吉川弘文館)、『信長徹底解読』『家康徹底解読』(共編著)(文学通信)などがある。

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