ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】乱世に散った武将たち―敗北と滅亡から読み解く戦国史

  • 夏講座

渡邊 大門(株式会社歴史と文化の研究所代表取締役)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全8回 ・07月02日 ~ 09月03日
(日程詳細)
07/02, 07/09, 07/16, 07/23, 07/30, 08/20, 08/27, 09/03
コード 120233
定員 70名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・敗北した合戦そのものだけはなく、武将の政治や外交戦略の失敗などを理解する。
・合戦にまつわる新説がある場合は、その真偽について理解する。
・歴史研究において、一次史料を重視すべきことを理解する。

講義概要

本講座では戦国時代に滅亡へと追い込まれた武将たちの最期に焦点を当て、敗北と挫折の歴史から戦国史の実像を読み解いていきます。大内義隆、今川義元、尼子義久、浅井長政、柴田勝家、武田勝頼、北条氏政・氏直父子、豊臣秀頼らの生涯と決断をたどりつつ、なぜ彼らが敗れ、滅びねばならなかったのかを検証します。その際、単に合戦における敗北に止まらず、そこに至るまでの政治・軍事・外交・人間関係の視点から多角的に検証します。勝者中心に語られてきた戦国史を敗者の側から見直すことで、歴史のメカニズムを提示するとともに、戦国時代の政治や社会の実像を探ります。史料を提示しわかりやすく解説しますので、ぜひご受講ください。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/02 大内義隆の最期—西国の最大勢力はなぜ自壊したのか 西国随一の大大名として君臨した大内氏は、なぜ家臣・陶晴賢の謀反によって自滅するに至ったのでしょうか。文化を愛した名君・大内義隆の政治姿勢と、実務を担った陶晴賢の現実主義と権力欲。その対立は、戦国最大級の内乱へと発展しました。主従逆転の背景にある政治構造と人間心理を読み解き、「内部崩壊」が戦国大名にもたらす致命的な危険性を明らかにします。
2 07/09 今川義元の最期—大誤算だった桶狭間の戦い 東海道随一の大勢力を誇り、天下取り目前と目された今川義元は、桶狭間の戦いで織田信長に敗れ、非業の最期を遂げました。なぜ義元は討たれなければならなかったのでしょうか。慢心、情報不足、戦術判断の誤り――。当時の戦略と政治背景を多角的に検証し、戦国史最大の逆転劇とされる桶狭間の真相に迫り、同時に合戦にまつわる新説を紹介します。
3 07/16 尼子義久の最期—なぜ新興勢力の毛利氏に負けたのか 出雲の尼子氏は、新興勢力の毛利元就との激闘の末、滅亡へと追い込まれました。尼子義久はなぜ劣勢を覆すことができなかったのでしょうか。家臣団統制の問題、外交戦略の失敗など、多くの要因が重なっていました。中国地方の覇権争いを通して、地方戦国大名が直面した構造的限界、尼子氏滅亡の原因を読み解きます。
4 07/23 浅井長政と朝倉義景の最期—功を奏しなかった信長包囲網 織田信長と同盟関係にあった浅井長政は、旧来の盟友・朝倉義景との信義を重んじ、信長に叛旗を翻しました。しかし、朝倉氏はあまり頼りにならず、その選択は滅亡への道でもありました。「義理」と「生存」の間で揺れ動いた長政の苦悩と決断を描き、戦国社会における同盟関係の脆さと残酷さを明らかにします。
5 07/30 柴田勝家と織田信孝の最期—秀吉に屈した顛末 本能寺の変後、織田家の後継を巡る争いは、柴田勝家・織田信孝と羽柴(豊臣)秀吉の対決へと発展しました。賤ヶ岳の戦いに敗れた勝家は、なぜ秀吉に及ばなかったのでしょうか。また、信孝はなぜ秀吉に屈したのでしょうか。単に軍事力だけでなく、政治力や人心掌握の差に注目し、戦国最大級の権力闘争の実像を読み解きます。
6 08/20 武田勝頼の最期―長篠から天目山への転落 戦国最強として名高い武田氏は、長篠の戦いで敗北を喫し、わずか7年で滅亡へと向かいました。武田勝頼は、本当に無能な当主だったのでしょうか。それとも時代の変化に翻弄された悲劇の人物だったのでしょうか。鉄砲戦術の普及や組織運営、外交戦略の問題を軸にして、武田氏没落の真相を再検証します。
7 08/27 北条氏政・氏直父子の最期—百年王国の終焉 関東で百年にわたり君臨した後北条氏は、豊臣秀吉の小田原征伐によって滅亡しました。堅城と強力な家臣団を擁しながら、なぜ北条氏は敗れたのでしょうか。そこには秀吉に対する甘い認識がありました。北条氏の外交判断の誤りと政治構造の硬直化を軸にして、「名門滅亡のメカニズム」を明らかにします。
8 09/03 豊臣秀頼の最期―大坂の陣と豊臣政権の滅亡 関ヶ原合戦後も存続した豊臣政権は、大坂の陣で徳川家康に敗れ、完全に滅び去りました。豊臣秀頼は、なぜ家康に敗れたのでしょうか。政治交渉、軍事戦略、情報戦の失敗を総合的に分析し、戦国時代終焉の真相と、江戸二六〇年の泰平が生まれた歴史的必然を読み解きます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は9/10(木)を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。 対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆オンラインは、Zoomのウェビナー形式を使用しています。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター)

講師紹介

渡邊 大門
株式会社歴史と文化の研究所代表取締役
1967年神奈川県横浜市生まれ。千葉県市川市在住。関西学院大学文学部史学科卒業。佛教大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。専門分野は日本中近世政治史。主な著書に『グローバル経済の中の戦国時代』草思社、『論争 本能寺の変』星海社新書、『羽柴秀長と豊臣政権』ちくま新書、『戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?』星海社新書、『大坂の陣全史 1598-1616』草思社、『戦国大名は経歴詐称する』柏書房、『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』PHP文庫、『嘉吉の乱 室町幕府を変えた将軍暗殺』ちくま新書など多数。

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