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アイルランドの「ケルト文化遺産」―古層のヨーロッパ探訪 アラン島、神話の古墳、イェイツ・八雲まで

  • 春講座

鶴岡 真弓(多摩美術大学名誉教授)

曜日 土曜日
時間 13:00~14:30
日程 全2回 ・05月23日 ~ 06月13日
(日程詳細)
05/23, 06/13
コード 710360
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

目標

・ヨーロッパ文化芸術の古層「ケルト文化遺産」を「アイルランド」探訪で読み解く。
・神話に語られる欧州最大古墳、島の修道院、映画化されたアラン島等の古代中世をヨーロッパ文化史のタイムラインと共に学ぶ。
・島国アイルランドから異国に「エグザイルした文学者」や傑作『ケルズの書』制作の背景から「生」と「聖なるもの」を知る。

講義概要

大英帝国の植民地支配から唯一ケルト系で独立を果たした「アイルランド」。この島国は文学者ジョイスやイェイツ、日本に帰化した小泉八雲(父方)の祖国にして、2500年前にはヨーロッパ大陸で古代ローマに先駆けた鉄器文化に遡る「ケルト文化」を伝えている。なぜアイルランドの芸術に「古層のケルト」が遺ったのか?その神秘と謎を①古代中世世界遺産や国宝のみならず、②近代アイルランドの文学者たちの作品と、エグザイル(積極的自己追放)の人生観までを明らかにする。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/23 ケルトの世界遺産「修道士の島スケリグ」「ニューグレンジ古墳」 ーヨーロッパの古層を記憶する「考古と神話」 アイルランドはイギリス諸島の最西端、大西洋を背にする島国として、ヨーロッパ大陸にはみられない世界遺産を擁する。島国ゆえ「異界」と考えられた「大西洋」の海と島々は、アイルランド神話の「航海譚」にも語られてきた。先史の「古墳」は「「アイルランド神話」に引き継がれ、キリスト教中世には絶海の孤島に「修道士」が隠棲。ケルト・キリスト教の礎を築き「アラン島」はその言語と習俗の宝庫となる。これらの土地と歴史を探訪し「ヨーロッパの古層」の「ケルト文化」の伝統を解明する。
2 06/13 アイルランド文学・芸術とケルト文化の伝統:ジョイスと『ケルズの書』、小泉八雲の「亡霊」、イエイツの「神話復興」 近代アイルランドは、1840年代の大飢饉によるアメリカへの移民の辛苦と、大英帝国の支配を克服し、19世紀末から「ケルト文化復興」を遂げた。「ケルト語話者の文化」を復活させた文学・美術のみならず、表現者はそのアイデンティティへの問いを作品に籠めた。祖国を去りつつ祖国を舞台に書いたジョイス、日本に帰化するラフカディオ・ハーン(小泉八雲)、神話を復活させるイェイツ等を通して「ケルト芸術の系譜」をタブリンやアラン島、『ケルズの書』、イエイツの墓までを探訪し講じる。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆休講が発生した場合の補講日は、6月27日(土)を予定しております。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員向け・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター)

講師紹介

鶴岡 真弓
多摩美術大学名誉教授
1952年生。早大大学院修了。ケルト文化芸術研究。ユーロ=アジア世界の生命表象研究。『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』『芸術人類学講義』(編著)(筑摩書房)『ケルトの想像力』『渦巻の芸術人類学:死と再生のスパイラル』(青土社)『装飾する魂』『ケルトの魂』『京都異国遺産』(編著)(平凡社)『図説 ケルトの歴史』(共著:河出書房新社)『ケルトの宗教 ドルイディズム』(共著:岩波書店)ミーハン『ケルズの書』(訳:岩波書店 & 創元社)『阿修羅のジュエリー』(イーストプレス)ピゴット『ケルトの賢者ドルイド』(訳:講談社)等著訳書多数。『ケルト再生の思想』(ちくま新書:河合隼雄学芸賞)。

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