ジャンル 人間の探求

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「宗教」と「戦争」の奇妙な関係

  • 春講座

石川 明人(桃山学院大学教授)

曜日 月曜日
時間 13:00~14:30
日程 全5回 ・05月11日 ~ 06月08日
(日程詳細)
05/11, 05/18, 05/25, 06/01, 06/08
コード 710540
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・「宗教」と「戦争・軍事」の関係についての歴史と思想を理解する。
・「愛と平和」を祈りつつ「戦い」を繰り返す人間の矛盾を見つめられるようになる。

講義概要

これまで宗教は、さまざまな形で戦争・軍事に関わってきました。なぜ人は、「愛と平和」を祈りつつ「戦争」をすることができるのでしょうか? この講座では、世界最大の宗教であるキリスト教文化を中心に、「宗教」と「戦争・軍事」との関係を見ていきます。軍隊のなかに牧師や司祭がいるといった現代の事例や、キリスト教の「戦争」に対する公式見解をはじめ、これまでどのように戦いが正当化されてきたのかなど、歴史的事実とともに思想についても詳しく紹介していきます。「宗教と戦争」という大きな矛盾を見つめることで、私たち自身、つまり「人間そのもの」についての再考へ向かうことが本講座の究極的な目標です。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/11 今も軍隊のなかには専属の牧師や司祭がいる 軍隊というのは戦争をする組織です。そして、宗教家は平和を祈るはずの人たちです。一見したところ両者は相容れないものに見えますが、しかし、世界各国の軍隊には専属の宗教家が組み込まれていることが珍しくありません。この回では、現代のアメリカ軍に専属の宗教家たちについて紹介します。
2 05/18 戦争に反対するが正当化もできるキリスト教 聖書を読む限り、キリスト教は平和主義であり非暴力主義であるように思われます。ところが、世界史の教科書を見れば明らかなように、この宗教はこれまでさまざまな戦争に関わり、それらの戦いを正当化し助長してきました。この回では、キリスト教における戦争を正当化する思想について概観します。
3 05/25 戦争を支えている技術、知識、そして宗教 戦争・軍事で用いられる技術といえば、さまざまな兵器であり、またそれらを科学的な知識が支えています。しかし、人類史においては、兵器・武器のなかにもさまざまな宗教的な要素が見られます。そして、宗教に関する知識や能力も直接的に戦争遂行に用いられてきたのです。この回では、それらについて紹介します。
4 06/01 宗教は「戦争の原因」であるという見方について しばしば「宗教戦争」という言葉が使われますが、宗教は果たして「戦争の原因」だと言えるのでしょうか。戦争の原因については、これまでさまざまな議論がなされてきましたが、それは意外と複雑な問題です。この回では、戦争の原因をめぐる議論と宗教の関係について見ていきます。
5 06/08 わたしたちは本当に「平和」を求めているのか 私たちのほとんどは、自分自身は平和主義者だと思っています。しかし、それは本当でしょうか。この回では、戦争や軍事を人間の本性や根本性向という点から見ていきます。人類史における暴力の歴史、軍隊における精神的な要素などを幅広く見ながら、「平和」について自分の本音と向き合うきっかけにしたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月15日(月)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

石川 明人
桃山学院大学教授
宗教学者。博士(文学)。北海道大学助手、助教などをへて、現在、桃山学院大学教授。キリスト教を中心とした宗教学が専門で、著書に『戦争宗教学序説』『キリスト教と戦争』『すべてが武器になる』『私たち、戦争人間について』『戦場の宗教、軍人の信仰』『宗教を「信じる」とはどういうことか』『キリスト教と日本人』などがある。
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