ジャンル 人間の探求
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新しい美学への入門 美しさとジェンダーの関係を考える
高木 駿(北九州市立大学准教授)
| 曜日 | 水曜日 |
|---|---|
| 時間 | 19:00~20:30 |
| 日程 |
全10回
・04月01日 ~
06月17日 (日程詳細) 04/01, 04/08, 04/15, 04/22, 05/13, 05/20, 05/27, 06/03, 06/10, 06/17 |
| コード | 710505 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 2 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・哲学が美しさをどのように扱ってきたのかを理解する。
・なぜ美学がなぜうまれたのか、その背景と意味を押さえる。
・なぜ美しさが女性に結び付けられてきたのか、その構造を理解する。
講義概要
みなさんは、「美しいものをいくつか想像してみてください」と言われたら、何を想像しますか?多くの人が、美しい女性を候補にあげるのではないでしょうか?なぜ美しさは女性に結び付けられるのでしょうか?この問いを哲学的・美学的に考えていくのが、この講座のテーマです。ただ、それをするには、哲学が、そして美学が美しさをどのように分析・理解してきたのかを押さえる必要があります。本講座では、古代から始めてその概略を押さえつつ、特に18世紀ドイツの哲学者I. カントの美学をたよりに、その問いに一つの答えを与えてみたいと思います。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/01 | イントロダクション:問題意識の共有 | 「美しさとは何か?」という哲学な問題意識、「なぜ美は女性と結びつくのか?」というジェンダーに関わる問題意識を共有します。 |
| 2 | 04/08 | 哲学と美しさ | 伝統的に、哲学が美しさをどのように扱ってきたのか、特に古代ギリシアのプラトンとアリストテレスの考え方を紹介します。 |
| 3 | 04/15 | 哲学の理性中心主義と男性中心主義 | 古代ギリシアで生まれたとされる哲学が、理性を中心に据えてきたこと、それがジェンダーと結びつくことを、社会学の知見なども交えて考えていきます。 |
| 4 | 04/22 | 美学の誕生 | 近代になり、なぜ美学が誕生したのか、それ以前の伝統的な哲学とは何が違うのかなどを見ていきます。 |
| 5 | 05/13 | 美学における女性と美しさ | 近代美学のはしりとも言えるE. バークの美学を見ながら、そこにおいて女性と美しさがどのような関係に置かれていたのかを紹介します。 |
| 6 | 05/20 | カント美学と純粋な美しさ | カント美学への導入をします。バークの限界をどのように超えようとしたのか、純粋な美しさを目指したカント美学の特徴を確認します。 |
| 7 | 05/27 | カント美学の家父長制①:無関心による隠蔽 | カントの純粋な美しさの背後に、男性優位構造(家父長制)が隠されていることを確認します。本回は「無関心性」という概念に着目します。 |
| 8 | 06/03 | カント美学の家父長制②:男性的な能力の重視 | 引き続き、カント美学の家父長制について見ます。本回は「能力論」との関係から、カント美学の男性優位構造を確認します。 |
| 9 | 06/10 | カント美学の家父長制③:感情の男性化 | 引き続き、カント美学の家父長制について見ます。本回は、カント美学の中心に置かれる「快の感情」がカントの説明によって男性化させられていく過程を追います。 |
| 10 | 06/17 | 美の家父長制を乗り越えるには? | 美学ないし美の家父長制を乗り越えようとする理論的アプローチと、芸術制作に関わる実践的アプローチを紹介します。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆3/14(土) 13:30より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。
◆休講が発生した場合の補講は、6月24日(水)を予定しています。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず 「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
講師紹介
- 高木 駿
- 北九州市立大学准教授
- 1987年生まれ。博士(社会学、一橋大)。専門は、哲学、美学、社会学。北九州市立大学等で、哲学や美学、ジェンダー論の講義を担当。著書には、『カント『判断力批判』入門──美しさとジェンダー』(よはく舎)、『醜さの美学: カント『判断力批判』の新展開』(同)などがある。日本カント協会第14回濱田賞受賞。




