ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

江戸の社会と科学技術 鎖国が生んだ日本独自の知恵と技

  • 春講座

鈴木 一義(国立科学博物館名誉研究員)

曜日 火曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・05月12日 ~ 06月16日
(日程詳細)
05/12, 05/19, 05/26, 06/02, 06/09, 06/16
コード 110288
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・太平の世で独自の発展を遂げた江戸の社会を理解する。
・鎖国により技術交流の途絶えた江戸のモノづくりの知恵や技を知る。

講義概要

現在も息づく江戸時代の英知、江戸時代にみるテクノロジー。西洋とは違った日本独自の技術が花開いた江戸、卓越した技術とその技術を生み出した天才や奇才達。江戸庶民をとりこにしたその知恵や技を、長い博物館勤務で収集した多くの資料を元に解説します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/12 黄金の国ジパング〜持続可能な資源開発と鉱山技術 古くから黄金の国ジパングと呼ばれた日本は、世界に先駆けて鉱山が開発された。しかしその鉱山技術は、江戸時代の鎖国により欧米との技術交流が途絶え、独自の技術的発展を遂げていました。世界遺産となった石見銀山や佐渡金山などを例に、その技術について解説します。
2 05/19 江戸時代の医学〜人々を救う仁の心 江戸時代の医学は、実は世界最高レベルのものでした。例えば、華岡青洲の行った世界初の全身麻酔手術は、中国伝来の漢方と解体新書以後に盛んとなる蘭学をあわせた漢蘭折衷の医学によってなしえた成果です。現代の国民皆保険にもつながる江戸時代の医療、医学について解説します。
3 05/26 江戸時代の科学技術〜平賀源内・田中久重らを例に 徳川吉宗により洋書輸入の緩和が行われ、様々な西洋知識や技術が入るようになりました。それらの知識を学者らだけのものとせず、日本語の出版物として社会全体の知識とした代表的人物が平賀源内です。その知識や技術を人々や社会のために使うという文化は、その後の田中久重らに受け継がれ、現代まで続いています。
4 06/02 江戸時代の測天量地〜天を測り、地を量る技 伊能忠敬による日本地図の作成は有名です。しかし彼の本当の目的は、地図製作ではありませんでした。伊能忠敬が学び、実行した江戸時代の測天量地、そして彼が地図製作で行おうとした本当の目的、その知識や技術がどのようなものだったのかを、残された江戸時代の資料から解説します。
5 06/09 江戸時代の遊び〜誰もが驚くからくり人形の技 「遊びをせんとや生まれけん『梁塵秘抄』」の言葉は、世界に類例のない260年余の平和な江戸時代にぴったりです。能のような貴族らの芸能だけでなく、人形浄瑠璃、歌舞伎、見世物のような庶民が楽しむ芸能が広く発展しました。からくり人形もその一つです。その知恵や技を解説します。
6 06/16 江戸時代の軍事力〜幕末の大砲製造 ペリー来航以降、幕府や諸藩は欧米列強に対して国防強化を進めようとしますが、それはわずかに輸入された大砲や技術書から学んだ独学、独力によるものでした。彼我の差は大きく、試行錯誤の連続でしたが、それは近代科学技術を理解する大きな布石となりました。その状況を大砲製造の分野から解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆3/7(土) 11:30より本講座の無料体験講座を早稲田校で実施します。
◆無料体験講座お申し込みはこちらから。 https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/68354/

講師紹介

鈴木 一義
国立科学博物館名誉研究員
日本における科学および技術の発展状況を、江戸時代から、現代の自動車、航空機産業まで、幅広い分野で博物館的な実物資料の視点から調査・研究を行っている。経産省ものづくり日本大賞選考委員や文化庁世界遺産委員、機械学会や航空宇宙学会などの歴史遺産委員、トヨタ産業技術記念館などの博物館構想委員などを努める。
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