ジャンル 人間の探求

早稲田校

時間と空間の哲学―「過去と未来」「右と左」からの形而上学入門

  • 春講座

加地 大介(埼玉大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・05月27日 ~ 06月17日
(日程詳細)
05/27, 06/03, 06/10, 06/17
コード 110509
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・タイムトラベル論や鏡像反転論を通して「過去と未来」「右と左」という私たちの基本概念についての理解を深める。
・時間と空間に関してどのような形而上学的問題があり、それらについてどのような考え方があるのかを理解する。
・「分析哲学」と呼ばれるタイプの現代哲学の手法を身につける。

講義概要

タイムトラベルの謎や鏡像反転の謎などについて議論しながら「過去と未来」「右と左」という私たちの基本概念について分析したうえで、時間と空間にまつわるいくつかの形而上学的問題に答えることを試みます。 またその過程を通して、「分析哲学」と呼ばれるタイプの現代哲学の手法の習得に努めます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 05/27 鏡像反転の謎 「なぜ鏡は上下は反転させないで左右だけ反転させるのか」という鏡像反転の謎について考察することによって、私たちの経験における「右と左」を中心とした空間概念のあり方について検討します。
2 06/03 空間の形而上学 カントやウィトゲンシュタインの空間論および現代物理学の量子論において「右と左」という概念が果たした重要な役割を確認しながら、「空間とはそもそも何なのか」「空間は実在するのか」などの形而上学的問題について考察します。
3 06/10 タイムトラベルの謎 『ターミネーター2』という映画作品で描かれているタイムトラベル物語にまつわる謎について考察することによって、私たちの経験における「過去と未来」を中心とした時間概念のあり方について検討します。
4 06/17 時間の形而上学 M.ダメットおよびR.テイラーという現代の代表的哲学者による逆向き因果論や論理的宿命論の妥当性について検討しながら「過去と未来」に関する理解を深め、「時間とはそもそも何なのか」「時間は実在するのか」などの形而上学的問題について考察します。

講師紹介

加地 大介
埼玉大学教授
1960年愛知県に生まれる。東京大学人文科学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得退学。博士(文学)。専門分野は、形而上学および論理哲学。著書に『なぜ鏡は左右だけ反転させるのか:空間と時間から考える哲学』(教育評論社), 『穴と境界:存在論的探究 [増補版]』(春秋社), 『もの : 現代的実体主義の存在論』(春秋社)などがある。
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