ジャンル 現代社会と科学
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ヒグマの生態を考える クマ問題の背景とこれからの向き合い方
佐藤 喜和(酪農学園大学教授)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:30~12:00 |
| 日程 |
全6回
・04月17日 ~
05月29日 (日程詳細) 04/17, 04/24, 05/08, 05/15, 05/22, 05/29 |
| コード | 710706 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・ヒグマを題材に野生動物生態学の基本的な考え方が理解できる。
・どのようなデータに基づく知見であるのか、そのデータはどのようにして得られたのか、自分なりの考えを述べられる。
・各回のキーワードに関連して、主体的に学び、不明な点は自ら調べる・尋ねるなどして理解を深めることができる。
講義概要
地域の野生動物問題を解決できる知識と技術を身につけるため、野生動物とその保全と管理に特に必要とされる行動生態学的と個体群生態学的の基礎的知見と時代に応じた変化について、さらにこれらの生態に影響を及ぼす人間社会の変化について、わが国最大の陸上哺乳類であるヒグマを題材に理解できるようになることを目的とします。またこれらの理解をもとに、いかに人とヒグマの軋轢を低減しながら共存を可能とするかについて、その考え方を解説します。近年急激に変化するクマ政策についても、その狙いや期待される成果を課題とともに理解できるようになることも目指します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/17 | ヒグマの行動生態学 | 食性/栄養要求/端境期/食欲亢進期/可塑性/社会/採食行動/環境変化への対応 行動圏/生息地利用/資源選択性/空間的異質性/空間分布/日周活動性/分散 社会構造/子殺し/親子学習と社会学習/嗅覚コミュニケーション |
| 2 | 04/24 | ヒグマの生活史と生態系における役割 | 生活史とその変異/繁殖システム/繁殖行動/冬眠 捕食−被食関係/食物網/トロフィックカスケード/シカによる採食影響/種子散布/海と陸の物質循環/生態系エンジニア |
| 3 | 05/08 | ヒグマの個体群動態と個体群構造 | 個体数推定/動態モニタリング/個体数変動/密度依存性/環境収容力/メタ個体群 齢別妊娠率/育児/生涯繁殖成功度/自然死亡/人由来の死亡/捕食/生命曲線/生命表/栄養状態と繁殖・死亡 進化と系統/個体群構造/遺伝的多様性/個体識別と血縁関係推定 |
| 4 | 05/15 | 日本におけるクマ類と人との関係史 | 近代以前/近代/現代/近未来 特定計画制度/指定管理鳥獣/ゾーニング/緊急銃猟/地域計画/問題個体管理・個体数管理・個体管理 |
| 5 | 05/22 | アーバンベア・ルーラルベア | 人口減少と高齢化/分布拡大と行動の変化/農業政策とクマ/アトラクティブシンク/狩猟者とクマ/犬の飼養形態とクマ/生物多様性保全と生態系ネットワークとクマ |
| 6 | 05/29 | 市民によるクマ対策・これからのクマ類管理 | 自助・共助・公助/未然防除/不完全な対策/ネットワーク/順応的管理/リスクマネジメント/普及啓発 個体数とその動向のモニタリング/軋轢とその動向のモニタリング/専門人材配置/行政専門職/民間専門職/捕獲技術者/市民科学 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆3/13(金) 11:00より本講座の無料体験講座を実施します。
◆無料体験講座お申込みはこちらから。「無料体験講座」をクリックし、「絞り込み」をクリックしてください。
◆休講が発生した場合、補講日は6月5日(金)及び6月12日(金)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け) 【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
講師紹介
- 佐藤 喜和
- 酪農学園大学教授
- 東京生まれ。博士(農学)。ヒグマの生態研究を専門とし、人とクマとの間の問題解決を目指して政策提言や普及啓発などの活動も行う。北海道ヒグマ保護管理検討会・座長、知床世界自然遺産地域科学委員会ヒグマWG・座長などを務める。主著書に『アーバン・ベア―となりのヒグマと向きあう―』(東京大学出版会)がある。




