ジャンル 芸術の世界

早稲田校

【対面+オンラインのハイブリッド】F.シューベルトの独自性にふれる

  • 春講座

中島 卓郎(信州大学教授)

曜日 金曜日
時間 15:05~16:35
日程 全4回 ・04月03日 ~ 06月05日
(日程詳細)
04/03, 04/24, 05/15, 06/05
コード 110452
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・シューベルトを取り巻く社会と楽曲の関連についての理解を深める。
・シューベルトの語法の特性と美しさの関連についての理解を深める。
・作曲者、研究者、演奏家等による言説、音源等を通して、楽曲のよさや美しさを味わう。

講義概要

シューベルトは、素朴で馴染みやすいメロディをもとにドイツ歌曲を芸術として確立します。その音楽は歌曲に限らず、ドラマ性をもちながら展開されたり、心の細やかな揺れ動きや深い精神性をもって、ときにモノローグ的に我々に語り掛けてきます。当時の社会と楽曲の関連、歌曲における歌詞とメロディ・ピアノ伴奏との関係性、器楽曲における形式の独創性等を通して、その魅力、独自性を探りたいと思います。作曲家、研究者、演奏家等の言説も交えつつ、実際に楽曲を聴いたり楽譜を投映し分析したりしつつ講義を進めます。やや専門的な内容となる部分もありますが、読譜に慣れていらっしゃらない方にも図式等を用いることでわかりやすく解説します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/03 シューベルトとウィーン社会 フランス革命、ナポレオンの席捲を経て、ウィーン会議、産業革命といった社会の激動の中、シューベルトはウィーンで生まれ、終生そこに留まりました。保守派による社会的統制と民主主義の拮抗、ウィーン市民階級の生活、音楽界を取り巻く状況などを視点として、シューベルトを追ってみたいと思います。
2 04/24 歌曲におけるドラマ性 シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」「魔王」「冬の旅」等を例に、その音楽的展開の巧妙さ、ドラマ性の具体について迫ります。作曲家が取り上げた詩の内容の傾向や暗示性、バラードやオペラへの意欲的な取組みなども交えつつ、シューベルトによって開かれた新しい芸術の様にふれたいと思います。
3 05/15 シューベルトの器楽曲 生前に演奏される機会は少なかったものの、シューベルトは数多くの器楽曲(交響曲、ピアノ・ソナタ、性格的小品など)を作曲しました。ここでは“形式”を視点として、「さすらい人幻想曲」「即興曲集」の独創性、「天国的な長さ(シューマン)」と評された交響曲の音楽的展開の特性を探り、その魅力と独自性について考察します。
4 06/05 温かく心に寄り添う音楽 シューベルトは、我々にそっと寄り添い、温かく包みこんでくれるような音楽を作曲しました。「私が愛を歌おうとするとそれは悲しみになった。そこで悲しみを歌おうとするとそれは愛になった。」作曲者の言う、愛や悲しみ、繊細な心の揺れ等が音楽のどのようなつくりから醸し出されているのか、その具体に迫りたいと思います。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は6月19日(金)を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。 対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申込みの前に必ず href="https://www1.ex-waseda.jp/online/reg_ct2020.html/">「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

中島 卓郎
信州大学教授
ドイツ国立ベルリン芸術大学卒業、芸術学修士(武蔵野音楽大学)。尚美学園短期大学講師、昭和音楽大学講師を経て現職。文部科学省「学習指導要領の改善協力者(2006)」「教科書用図書検定調査審議会専門委員(2011)」、長野市文化芸術振興財団理事。全日本ピアノ指導者協会長野支部長。
現在の研究テーマは、「芸術楽曲の解釈と演奏法」をはじめ、「音楽と他分野(美術・文学)のかかわりに関する研究」「ドイツのギムナジウム上級段階における音楽科教育」「ドイツの音楽科における『生活や社会の中の音や音楽』に関する研究」など。
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