ジャンル 世界を知る
早稲田校
満洲と呼ばれた地域の歴史
宮脇 淳子(歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 13:10~14:40 |
| 日程 |
全10回
・04月03日 ~
06月12日 (日程詳細) 04/03, 04/10, 04/17, 04/24, 05/08, 05/15, 05/22, 05/29, 06/05, 06/12 |
| コード | 110334 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 2 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・史実を明らかにし、敗戦後の東京裁判が日本人に植え付けた自虐史観から卒業する
・日本が満洲に行ったとき、まだ現在の中国はなく、日本は中国を侵略したわけではないと知る
・中国や韓国やアメリカから押しつけられた歴史ではなく、日本からみた世界史をつくる
講義概要
今の中国東北地方は、17世紀から20世紀中葉まで「満洲」と呼ばれていました。1905年日露戦争に勝利した日本は、ロシアから南満洲の権益を引き継ぎ、満鉄をつくって満洲に投資を始めます。辛亥革命で誕生した中国はロシア革命のあと反日になり、日本人を追い出そうとしたため、1931年の満洲事変で日本の傀儡国家としての満洲国が誕生しました。戦前に大陸に出て行った日本人は、本当に悪いことしかしなかったのでしょうか。本講座は、のちに満洲と呼ばれるようになる土地の歴史を古代からたどり、中国だけでなく、朝鮮半島や日本列島やモンゴル草原やロシアと満洲地域との関係を時代ごとに明らかにします。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/03 | 満洲とは何か:種族名から地名へ | 満洲(マンジュ)は、17世紀に女真族が改名した種族名で、清朝の支配一族の名称であるが、江戸時代の日本で、高橋景保の地図から地名になる。 |
| 2 | 04/10 | 満洲の地理と古代諸民族 | 黄河で誕生したシナ文明、「中国人」とは誰か、漢字の特性を語ったあと、満洲の先住民である夫餘・靺鞨、高句麗と朝鮮半島、日本列島との関係を概観する。 |
| 3 | 04/17 | 満洲における民族興亡史 | 百済の滅亡から日本誕生へ、新羅の半島統一、満洲に興った渤海と日本の修好、契丹による遼帝国、女真の金の歴史。 |
| 4 | 04/24 | モンゴル帝国時代の満洲と朝鮮半島 | 1206年に建国されたモンゴル帝国は、満洲全土を支配下に入れた。モンゴルが高麗を征服したあと、39度線以北は元朝直轄の遼陽行省に組み込まれる。 |
| 5 | 05/08 | 清朝の勃興とロシアの東進 | 元が草原に戻ったあと、明代の満洲で女直人が勃興し、やがて満洲と改名して清朝を建国、シナ全土を支配する。この頃、シベリアにはロシア人が東進してくる。 |
| 6 | 05/15 | 日清・日露戦争と当時の世界情勢 | 18世紀に最大版図になった清朝だが、19世紀後半には南方から英仏、北方からロシアが侵略、明治維新を経た日本がこれに加わり、日本は日清・日露戦争で勝利して大陸に進出する。 |
| 7 | 05/22 | ロシア革命から満洲国建国へ | 辛亥革命で生まれた中華民国は、初め日本を見ならって近代化をしていたが、ロシア革命後は反日に舵を切る。日本は投資と権益を守ろうとして、満洲事変から満洲国建国に至る。 |
| 8 | 05/29 | 五族から見た満洲 | 満洲の地に清朝時代から流入を続けた漢人、この地を故郷とする満洲人、清朝の同盟者だったモンゴル人、ロシア革命に翻弄されたロシア人の運命を語る。 |
| 9 | 06/05 | 日本史としての満洲と朝鮮 | 1905年から租借した関東州と1910年の日韓併合以後の朝鮮と1931年からの満洲は、日本史として扱うべき地域である。日本の敗戦まで戦乱はなく産業開発計画が進んでいた。 |
| 10 | 06/12 | 戦後の満洲と朝鮮半島 | ヤルタ会談で満洲における権益復活を米英から認められたソ連が日露条約を破って満洲に侵攻、武装解除したあとの日本人をシベリアに連行した。米ソ冷戦が日本の敗戦で始まる。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆3/6(金) 11:30より本講座の無料体験講座を早稲田校で実施します。
◆無料体験講座お申し込みはこちらから。 https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/68353/
講師紹介
- 宮脇 淳子
- 歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員
- 1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学等の非常勤講師を歴任。著書に『世界史のなかの満洲帝国』『日本人が知らない満洲国の真実 封印された歴史と日本の貢献』『満洲国から見た近現代史の真実』『真実の中国史[1840-1949]』『中国・韓国の正体』『ロシアとは何か』『朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏』『歴史から観る中国の正体』『世界史のなかの蒙古襲来』『皇帝たちの中国史』『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』ほか多数。




