ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

日本城館史概説【春】

  • 春講座

齋藤 慎一(東京都江戸東京博物館分館江戸東京たてもの園 学芸員)

曜日 土曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・04月18日 ~ 06月20日
(日程詳細)
04/18, 05/16, 05/30, 06/06, 06/20
コード 110232
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 15,730
ビジター価格 受講料 ¥ 17,957

目標

・戦国時代以前の城のイメージを正しく理解する。
・中世城館の見方を身につける。
・城館の構造や変遷から、日本中近世史の理解を深める。

講義概要

日本国内には3万ヵ所にも及ぶ古城址があると言われます。そのほとんどで建築物は残っていません。当時の面影を残す城館といえども、当時の土木工事の痕跡をとどめるのみです。しかしそのような城館跡であっても、歴史を雄弁に語っています。本講座は【城の日本史】と【城跡をめぐる】の二つのテーマが交互になるように組みました。講座を通して、中近世の城館の見方を身につけ、探索に訪れた城館跡でその遺構から歴史を理解し、かつ楽しめるようになることを目指します。とかく娯楽の対象として語られる城館ですが、過去の戦争を意識し、地域や日本列島の歴史を考えてみたいと思います。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 04/18 【城跡をめぐる】金沢柵と金沢城 秋田県横手市にある金沢城は後三年合戦の舞台であったと考えられており、近年にいたるまで継続的に調査が行われてきました。その結果、江戸時代初頭にいたるまでの重要な城であることが解りました。国指定史跡となることを記念して紹介いたします。
2 05/16 【城の日本史】方形館が語る中世 中世前期の城館として、方形館が知られています。しかし、その年代については中世初頭まで遡らないという説が定着しています。方形館とはどのようなものなのか、最新の成果を踏まえ解説します。
3 05/30 現地見学 国府台城 千葉県市川市にある国府台城は2度にわたる国府台合戦の舞台となりました。なぜこの地が戦場となったかを、国府台城を巡見して考えます。
4 06/06 【城跡をめぐる】小田城の構造と変遷 茨城県つくば市にある小田城は北畠親房が「神皇正統記」を著した地として知られています。また上杉謙信が攻め落とした城でもあり、その存在は南北朝時代に限らず、戦国時代まで続きます。発掘調査の成果を踏まえ、小田城の実像に迫ります。
5 06/20 【城の日本史】平城タイプと山城タイプの背景 城の構造は東日本と西日本では大きく異なります。平野が広がる関東地方では平城が築かれました。山がちな西日本では山城に籠もることが選択されたようです。この差は構造だけでなく、背景の差もあるようです。平城と山城の相違点を日本列島の地域性を踏まえて考えます。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆第3回講義5/30(土)に、見学会を予定しています。詳細は講義中にご案内いたします。現地までの移動に時間がかかりますのでお申込みの際は、前後に時間の余裕をお持ち下さい。
◆見学会は現地集合、現地解散、交通費別途ご負担になります。
◆天候などの都合により、講座内容の順序を変更する場合があります。

講師紹介

齋藤 慎一
東京都江戸東京博物館分館江戸東京たてもの園 学芸員
明治大学大学院文学研究科博士後期課程(中退)、史学博士。吉川弘文館『中世東国の領域と城館』・歴史文化ライブラリー『中世武士の城』・『日本城郭史』、東京大学出版会『中世東国の道と城館』、講談社現代新書『中世を道から考える』、高志書院『歴史家の城歩き』、中公新書『江戸-平安時代から家康の建設へ』など、中世東国社会をさまざま事象から考える。

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