ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
日本の中世
徳永 健太郎(早稲田大学非常勤講師、明治大学・東京農工大学・二松学舎大学等講師)
| 曜日 | 木曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全10回
・04月02日 ~
06月11日 (日程詳細) 04/02, 04/09, 04/16, 04/23, 05/07, 05/14, 05/21, 05/28, 06/04, 06/11 |
| コード | 110202 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 2 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・日本中世のできごとや仕組み、基本的な時代の流れや構造を把握します
・近年の中世史研究における主要な論点を理解します
・図や写真、地図などのビジュアル資料から日本中世のイメージをつかみます
講義概要
変化と多様性に富んだ「中世」という時代を基礎からていねいに通史として取り上げます。春期は院政から鎌倉幕府滅亡までを対象に、政治や社会、経済、宗教、文化など基本的な語句や時代の流れを押さえます。また最近の研究成果を踏まえ、かつて中学・高校教科書で習った通説の変化についても随時紹介します。講義ではインターネットの地図や博物館図録、各地で講師自身が撮影した写真なども積極的に活用し、歴史の現場感を重視し具体的にイメージできるように説明していきます。さらにご自身での関心を深めるため、新書などの参考文献を紹介します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/02 | 【平安】摂関から上皇へ―院政と荘園制の成立 | 摂関から上皇へと政治の重心が移り変わっていく院政期を、摂関期との対比でとらえていきます。政治システムとしての院政、財政構造、社会構造としての荘園制を軸に、古代から中世へという大きな時代の変化を見通します。 |
| 2 | 04/09 | 【平安】平家の時代―武士の成立から平氏政権まで | 律令制の変容とともに成立した武士が、朝廷で栄華をきわめるに至るまでを、政治と社会、そして保元の乱など戦乱の経緯のなかに見ていきます。 |
| 3 | 04/16 | 【鎌倉】源平内乱と鎌倉幕府の成立 | 平氏と源氏とが争った治承寿永内乱の展開の末に本格的な武家政権として成立する鎌倉幕府を、その成立過程と権力編成のあり方から見ていきます。 |
| 4 | 04/23 | 【鎌倉】北条氏の覇権―権力闘争・承久の乱・得宗専制 | 北条氏による鎌倉幕府権力の掌握、承久の乱による公武の権力バランスの大きな変化、そして得宗と称される北条氏当主による専制化の確立過程を追っていきます。 |
| 5 | 05/07 | 【平安・鎌倉】荘園に生きる―生活の営みと経済・宗教 | 中世社会の根幹である荘園制の現場を、住民、地頭、荘園領主やそこでの生業、宗教のありようなどから見ていきます。 |
| 6 | 05/14 | 【鎌倉】蒙古襲来と徳政 | 日本に大きな衝撃を与えた蒙古襲来とその後の社会の変容を、当時の東アジア情勢と「徳政」から読み解きます。 |
| 7 | 05/21 | 【鎌倉】天皇家の分裂と両統迭立 | 南北朝内乱の背景となった、鎌倉後期における天皇をめぐる「家」の成立と分裂、そして天皇位をめぐる動向を追っていきます。 |
| 8 | 05/28 | 【南北朝】後醍醐の執念―倒幕・新政・吉野 | 「異形の王権」と称された後醍醐天皇の軌跡を軸に、二度の倒幕の試み、幕府滅亡、建武新政とその崩壊をたどります。 |
| 9 | 06/04 | 【鎌倉】鎌倉の宗教―「新」仏教と顕密体制・神道論 | 「鎌倉新仏教」を概観するとともに、鎌倉期仏教のあり方や鎌倉仏教をめぐる論争史、さらには近年研究の進む中世神道に関する鎌倉期の動きをみていきます。 |
| 10 | 06/11 | 【鎌倉・特論】中世前期の文化/中世の史料 | 前半は院政期・鎌倉期の文化を概観し、後半は中世の史料について、その特徴などを見ていきます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は「日本史基礎講座」シリーズの中世通史の前半にあたり、2026年秋学期「日本の中世」を続編とするものです。
◆2025年春期の同名講座に新たな知見を加えて構成した内容です。
講師紹介
- 徳永 健太郎
- 早稲田大学非常勤講師、明治大学・東京農工大学・二松学舎大学等講師
- 1971年長崎県生まれ。専門は日本中世史。神社史。早稲田大学大学院修了。論文として「丹波国於与岐八幡宮の中世的世界」(『鎌倉遺文研究』51号)、「建武新政下の宇佐大宮司職相論」(悪党研究会編『南北朝「内乱」』)、「鎌倉期の地方神社と幕府」(『年報中世史研究』36号)など。史料集として『尊経閣文庫所蔵 石清水文書』(菊池紳一ほか校訂)など。




