ジャンル 文学の心
早稲田校
張愛玲文学を通して読む恋と革命の現代中国史
藤井 省三(東京大学名誉教授)
| 曜日 | 土曜日 |
|---|---|
| 時間 | 15:05~16:35 |
| 日程 |
全5回
・04月25日 ~
06月13日 (日程詳細) 04/25, 05/09, 05/23, 06/06, 06/13 |
| コード | 110154 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 14,850 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 17,077 |
目標
・魯迅と並ぶ大作家、張愛玲(ちょうあいれい)文学を熟読します。
・張愛玲(1920-95)の評伝により現代中国史を読み直します。
・張愛玲が戦時下の上海で書いた珠玉のエッセーを翻訳しましょう。
講義概要
上海育ちの張愛玲(Eileen Chang)は、太平洋戦争開戦まで香港大学で学び、日本軍占領下の上海で作家デビューしました。彼女の両親は清朝高官の子女で、父は古典文学や英文学を耽読しながらアヘン中毒となり、母は英仏に留学して芸術を学んでおります。
愛玲は戦時中には文人政治家、胡蘭成(1906-81)と、1955年アメリカ“亡命”後には作家Ferdinand Reyher(1891-1967)と恋愛結婚しました。
毎回前半に張愛玲とその時代の恋愛・革命状況を解説し、後半に愛玲の珠玉のエッセーを中文日訳いたします。中国語の語学力がある方にもない方にもわかりやすく解説いたします。有志による試訳も歓迎いたします。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 04/25 | 張愛玲の父母の青春時代:清朝末期から中華民国初期(1900〜1920頃) | 前半は張愛玲の父母の青春時代、すなわち清朝末期から中華民国初期(1900〜1920頃)の恋愛・革命についての講義。後半は愛玲エッセー集『流言』の巻頭作「童言無忌」の翻訳による原文鑑賞。 |
| 2 | 05/09 | 張愛玲の少女時代:中華民国中期(1920〜1930年代) | 前半は張愛玲の少女時代、すなわち中華民国中期(1920〜1930年代)の恋愛小説映画と国民革命についての講義。後半は「童言無忌」の翻訳による原文鑑賞、有志の試訳担当者は筆名・愛称を使用してもOKです。 |
| 3 | 05/23 | 張愛玲の香港大学留学時代(1939〜1941)と太平洋戦争体験 | 前半は張愛玲の香港大学留学時代(1939〜1941)と太平洋戦争開戦体験についての講義。後半は「童言無忌」の翻訳による原文鑑賞。 |
| 4 | 06/06 | 張愛玲の占領下上海時代(1942〜1945) | 前半は張愛玲の占領下上海時代(1942〜1945)の恋愛小説執筆と被占領体験についての講義。後半は「童言無忌」の翻訳による原文鑑賞。 |
| 5 | 06/13 | 張愛玲の国共内戦(1945〜1949)と人民共和国脱出、アメリカ“亡命”体験 | 前半は張愛玲の国共内戦(1945〜1949)と人民共和国脱出、アメリカ“亡命”体験、改革・開放経済体制下での張愛玲ブームについての講義。後半は「童言無忌」の翻訳による原文鑑賞。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講は6月13日(土)を予定しています。
備考
※4月11日は休講となります。補講は6月13日に行います。
テキスト
テキスト
張愛玲作、藤井省三訳『『傾城の恋/封鎖』(光文社古典新訳文庫、2018年)』(光文社)(ISBN:978-4334753771)
講師紹介
- 藤井 省三
- 東京大学名誉教授
- 早稲田大学講師(2004―2022年度)、海外では南京大学海外人文資深教授等を務めた。専門分野は現代中国大陸・香港・台湾の文学と映画。著書に『村上春樹と魯迅そして中国』(早稲田新書)、『魯迅と日本文学』(東大出版会)、『魯迅と世界文学』、『21世紀の中国映画』(共に東方書店)、などがある。




