ジャンル 人間の探求

早稲田校

イスラーム思想入門

  • 冬講座

小村 優太(早稲田大学准教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全6回 ・01月09日 ~ 02月13日
(日程詳細)
01/09, 01/16, 01/23, 01/30, 02/06, 02/13
コード 140515
定員 26名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・イスラーム思想の形成期から近代までの流れを理解する。
・イスラーム思想の様々な要素同士の有機的なつながりを学ぶ。
・イスラームと他者との対話の試みを理解する。

講義概要

この講座では、イスラーム最初期から近代にかけての、イスラーム思想の様々な要素を概観する。イスラームという宗教のなかでは法学、神学をはじめ、さまざまな思想潮流が生まれ、混ざり合いながら発展していった。それらの要素の形成、そして対話を全6回に分けて学ぶ。
受講者の多くには馴染みの薄い時代、地域の思想を取り上げるため、単なる事実の羅列に終始しないよう、「なぜこの思想が生まれたのか」「何が問題とされたのか」という問いへとつねに戻りながら講義を進めていく。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/09 イスラーム以前の世界 イスラームは無人の荒野に突如として現れたのではない。 初回では、イスラーム以前にこの領域で展開されていた宗教思想の前提を共有する。 キーワード:キリスト教、非カルケドン派、シリア語
2 01/16 イスラーム思想のはじまり 第2回では、イスラームという宗教の成り立ちと、そこで生じた様々な議論を取り上げる。 とりわけアッバース朝以前の時期に生じた共同体の問題と、そこから生じた神学的な議論に目を向ける。 キーワード:正統カリフ、ハワーリジュ派、カダル派
3 01/23 イスラーム思想の形成 第3回はイスラーム思想の中核を構成する法学と神学について基本事項を学ぶ。 とりわけ、アッバース朝初期における様々な法学派、神学派の概観と、そこで問題になった論点を調べる。 キーワード:四法学派、法源学、ムウタジラ派と異端審問(ミフナ)、アシュアリー派
4 01/30 イスラーム思想の発展 第4回は本来イスラームとは異質であった哲学の導入と、それに対するイスラーム共同体の反応を学ぶ。 哲学と融合することによって、イスラーム思想が新たなフェーズに入るさまを詳しく調べてゆく。 キーワード:新プラトン主義、アヴィセンナ、ガザーリー
5 02/06 イスラーム思想の転換 第5回は13世紀以降の、いわゆる「イスラーム思想黄金期」と呼ばれる時代を取り扱う。 イスラーム神秘思想、イスラーム保守主義など、この時代に展開してきた新たな思想を学ぶ。 キーワード:イブン・アラビー、照明学派、イブン・タイミーヤ
6 02/13 イスラーム思想の現在 最終回では、様々に発展してゆくイスラーム思想のその後に焦点を合わせる。 とりわけ近代以降におけるイスラーム思想の展開を大きく取り上げる。 キーワード:サラフィー主義、ムハンマド・アブドゥフ、井筒俊彦

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆本講座は、担当講師の過去の同名講座をもとに、新たな知見を加え刷新された内容となっています。
◆休講が発生した場合の補講は2月20日を予定しています。

講師紹介

小村 優太
早稲田大学准教授
1980年生まれ。東京外国語大学外国語学部南西アジア課程アラビア語専攻卒。東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化)単位取得退学。博士(学術、東京大学)。イブン・シーナー / アヴィセンナを中心としたアラビア哲学を専門とする。とくにギリシアからアラビアへの思想伝播、魂論、知性論。
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