ジャンル 日本の歴史と文化
オンデマンド
【オンデマンド】社会人のための必修教養講座 日本通史―近世・近代史編
吉野 領剛(都立西高等学校教諭)
| コード | 930208 |
|---|---|
| 定員 | 20名 |
| 単位数 | − |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 11,880 |
目標
・史・資料を活用して、日本史についての理解を深める。
・通史学習を通して、それぞれの時代の特徴をつかむ。
・自分なりの、ただし柔軟性と可変性を兼ね備えた歴史観をもつ。
講義概要
この講座名を見て立ち止まった方は、間違いなく日本史好き。興味があるのは、平安文学? 戦国の群雄割拠? 幕末の動乱? そうしたピンポイントな関心は、その時代の、あるいはその前後の時代の政治・経済・社会・文化を包含した通史を学習することでより一層高まり、また理解も深まっていくことでしょう。大河ドラマを見ながら「生徒・学生時代の記憶が……」とお嘆きの方、大歓迎です。本講座では、共通テストや新しい学習指導要領が求める「史・資料を吟味する姿勢」を重視しながら、広く日本史を眺めていきます。
※本講座は2023年度春学期の同名講座をバージョンアップしたものになります。
各回の講義予定
| 回 | 講座内容 | |
|---|---|---|
| 1 | 幕藩体制の成立と社会構造 | 幕藩体制の特質について、幕府と藩・朝廷・寺社などとの関係からその政治システムを理解し、また農村・農民や町・町民への支配体制、封建的身分秩序の形成を踏まえて考察しましょう。 |
| 2 | 江戸時代初期の対外関係と幕政の安定 | 江戸時代初期の対外関係について、貿易統制や禁教だけでなく、琉球・朝鮮・蝦夷地との交易などと関連させて考察しましょう。また、幕府創設以来の武力による秩序が、16世紀半ばから法や儀礼による支配へ転換し、幕政を安定させたことについて理解しましょう。 |
| 3 | 江戸時代の経済発展と元禄文化 | 長い泰平の時代、農業や手工業などの諸産業が発達したことに着目し、交通網が整備され、商業や貨幣の進展により都市と農村が発達する様子を学びましょう。加えて、こうした経済発展を踏まえて、上方を中心に富裕な武士・町人・百姓などを主な担い手とした元禄期の文化の特徴についても考察しましょう。 |
| 4 | 幕政の改革と宝暦・天明期の文化 | 幕藩体制の法や制度が、近世社会が発展するにつれ現実と合わない面が出てきました。幕府がそれをどのように克服したのかについて考察しましょう。また、幕藩体制の動揺という現実を直視した新しい学問や思想についても学びましょう。 |
| 5 | 幕府の衰退と化政文化 | 本百姓分解などの社会の変化や飢饉・一揆の発生による農村の荒廃を踏まえ、18世紀後半以降の対外的な危機が幕政にどのような影響を与えたのか考察しましょう。またこの時期に栄えた町人文化についても学びましょう。 |
| 6 | 開国と幕末の動乱 | 欧米諸国が東アジアに進出する国際環境を踏まえ、開国や通商開始がどのように幕府政治や社会経済に影響を与えて倒幕に至るのか考察しましょう。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆視聴期間は一般申込開始(2025/8/26)から学期終了翌月末(2026/01/31)までになります。一般申込開始(2025/08/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
2025年度 春期 「社会人のための必修教養講座 日本通史―近世・近代史編」 (04/14〜06/16 月曜日、全6回)
で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。
講師紹介
- 吉野 領剛
- 都立西高等学校教諭
- 1974年東京生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修了。都立高校で日本史教育を担当。




