ジャンル 日本の歴史と文化

オンデマンド

【オンデマンド】平安貴族の「夢」 平安朝文学と古記録で読み解く「夢」分析

  • 秋講座

倉本 一宏(国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授)

コード 930203
定員 20名
単位数
会員価格 受講料 ¥ 19,800
ビジター価格 受講料 ¥ 19,800

講義概要

平安文学のイメージから、平安貴族は夢で神仏からのお告げを得たり、夢の内容におそれおののいていたと考えがちです。しかし、夢の内容をほとんど潤色せずに記録した男性貴族の日記(古記録)を読み解くと、けっしてそうではありませんでした。
この講座では、宗教学や心理学ではなく、おもに脳生理学の成果をもとにして、平安貴族が何故そのような夢を見たのか、そして何故にそれを記録したのかを分析します。
これまであまり取り上げられることのなかった「夢」の記録を通して、けっして夢を神秘的だけに扱ってきたわけではない貴族たちの姿が見えてくるでしょう。

各回の講義予定

講座内容
1 夢とは何か  
2 『源氏物語』の夢  
3 『栄花物語』の夢  
4 『大鏡』の夢  
5 『蜻蛉日記』の夢  
6 『更級日記』の夢  
7 『日本霊異記』の夢  
8 『今昔物語集』の夢  
9 平安貴族の古記録と夢  
10 藤原忠平と『貞信公記』/藤原師輔と『九暦』/重明親王と『吏部王記』  

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆視聴期間は一般申込開始(2025/8/26)から学期終了翌月末(2026/01/31)までになります。一般申込開始(2025/08/26)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は2025年度 春期 「平安貴族の「夢」」(04/01〜06/17 火曜日、全10回)で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

講師紹介

倉本 一宏
国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程修了。博士(文学、東京大学)。専門は日本古代政治史、古記録学。著書に『戦争の日本古代史』『内戦の日本古代史』(講談社現代新書)、『藤原氏』『公家源氏』(中公新書)、『平安時代の男の日記』(角川選書)、『権記』『小右記』『壬申の乱』(角川ソフィア文庫)など。

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