ジャンル 芸術の世界

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大指揮者だった大作曲家たち ワーグナーからブーレーズまで

  • 冬講座

岡田 暁生(京都大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:30~12:00
日程 全4回 ・01月07日 ~ 01月28日
(日程詳細)
01/07, 01/14, 01/21, 01/28
コード 740409
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・指揮者がどう生まれたかを理解する。
・指揮者と大作曲家の関係を知る。
・「指揮する」という行為がどう20世紀に入って変化したかを知る。

講義概要

18世紀まで指揮者という職業はありませんでした。指揮者が生まれるのは初期ロマン派の時代、すなわち19世紀からです。そして指揮者の原型を作ったのはもっぱら大作曲家でした。ベルリオーズ、メンデルスゾーン、ワーグナー、そしてマーラーとリヒャルト・シュトラウス等々。作曲家ではなく「指揮者」がオーケストラ・コンサートの花形になるのは、むしろ彼らより後のことです。また作曲をせず指揮をするだけの指揮者が出てくるのも20世紀以後の特徴ですが、それでも多くの大指揮者は作曲家でした。本講座では19世紀から20世紀の指揮の歴史を大作曲家に即してお話しします。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/07 指揮者はどうやって生まれた? 18世紀までの指揮者がいなかった時代にどうアンサンブルを合わせていたか、そしてどうやって指揮者が生まれたかについて概説する。時代的にはメンデルスゾーンとベルリオーズあたりまでが対象になる。
2 01/14 ワーグナーとビューローの時代 ワーグナーは大作曲家であると同時に指揮の基礎を作った人でもあった。そしてそれは弟子だったハンス・フォン・ビューローに継がれていった。ビューローはベルリン・フィルの最初の指揮者でもあり、今日のオーケストラ演奏会のモデルは彼が作った。19世紀後半が対象になる。
3 01/21 シュトラウスとマーラー リヒャルト・シュトラウスとマーラーは大作曲家でもあった最後の大指揮者といえる。彼らはいったいどう指揮したか。20世紀初頭の指揮界が対象になる。作曲をしないスター指揮者が生まれてくるのも彼らの時代からであり、このあたりの状況にも触れる。
4 01/28 20世紀はスター指揮者の時代 20世紀は作曲家ではなく指揮者がクラシック界のスターになる時代である。トスカニーニやカラヤンはその代表といえる。それでも作曲をする大指揮者がいなくなったわけではなく(たとえばブーレーズ)、彼らの指揮活動を通して20世紀音楽史を眺めることができるだろう。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は3月11日(水)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

岡田 暁生
京都大学教授
1960年、京都府生まれ。音楽学者、京都大学人文科学研究所教授。大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学、1991年までミュンヘン大学およびフライブルク大学に留学。2001年に『オペラの運命』でサントリー学芸賞受賞、2009年に『ピアニストになりたい!』で芸術選奨新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞受賞。十九世紀のオペラおよびピアノ音楽の研究から出発し、近年ではジャズ史にも取り組んでいる。近刊に『モーツァルト』(ちくまプリマ―新書)およびコロナ時代の音楽を論じた『音楽の危機』(中公新書)および『クラシック音楽の大疑問』(角川選書)がある。
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