ジャンル 現代社会と科学
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在日米軍基地の歴史と実態 動かない基地を問う
川名 晋史(大東文化大学教授、東京科学大学特定教授)
曜日 | 金曜日 |
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時間 | 10:30~12:00 |
日程 |
全10回
・09月26日 ~
12月12日 (日程詳細) 09/26, 10/03, 10/10, 10/17, 10/24, 11/14, 11/21, 11/28, 12/05, 12/12 |
コード | 730713 |
定員 | 30名 |
単位数 | 2 |
会員価格 | 受講料 ¥ 29,700 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 34,155 |
目標
・米軍基地問題の史的経緯を理解する。
・沖縄の基地問題を世界との比較の視座で理解する。
・基地問題の解決策を構想する。
講義概要
世界で最も多くの米軍基地を抱え、米兵が駐留する日本。米軍のみならず、終戦後一貫して友軍の「国連軍」も駐留しています。なぜ、いつから日本は基地大国になったのでしょうか。米軍の裏の顔である国連軍とは何でしょうか。今日、米軍基地は沖縄に集中していますが、それは沖縄の「宿命」なのでしょうか。本講座では新発見の史料をふまえ、占領期から朝鮮戦争、安保改定、沖縄返還、冷戦終結、現代の普天間移設問題までを概観し、地位協定問題を含めた基地問題の解決策を探ります。また、近刊書『在日米軍基地』(中公新書)の反響を紹介しつつ、その内容を解説、「日本は基地を提供し、米国は防衛する」という通説を批判的に吟味します。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/26 | 世界の米軍基地を知る | 米軍基地の世界的ネットワークとその特性を歴史的、比較的に理解する。 |
2 | 10/03 | 沖縄の基地問題と地位協定 | 沖縄における基地問題を特異な地位協定と関連づけながら理解する。 |
3 | 10/10 | 米軍基地がもつ「2つの顔」 | 在日米軍の裏の顔である国連軍の問題を、基地問題の解決を阻む問題として理解する。 |
4 | 10/17 | 在日国連軍とは何かー占領と朝鮮戦争 | 在日国連軍の誕生の経緯を連合国軍による日本占領と朝鮮戦争の史的展開との関連で理解する。 |
5 | 10/24 | 日本本土からの撤退ー基地闘争の歴史 | 今日の沖縄における基地の集中を、日本本土の基地問題のしわ寄せの結果として理解する。 |
6 | 11/14 | 沖縄基地問題の顕在化ー施政権返還と経路依存性 | 1970年代以降、日本本土の基地問題が解決する一方で、沖縄の基地問題が深刻化していく様子を施政権返還問題と関連づけて理解する。 |
7 | 11/21 | 米中接近と国連軍の解体危機ー米国は何を望むのか | デタント期に生じた米中接近は日本の基地問題にいかなる影響を与えたのか。国連軍基地の固定化の経緯を理解する。 |
8 | 11/28 | 沖縄の国連軍ー普天間基地移設の背後に潜むもの | 普天間基地の辺野古移設はいかにして決定されたのか。2009年の鳩山民主党政権の「迷走」を再検証し、問題の背後にある国連軍基地の問題を理解する。 |
9 | 12/05 | 日本の多国間「同盟」システムー邪教から正教へ | 2015年の平和安全法制は自衛隊の米軍以外の第三国軍への支援を可能にするものだった。これによって、歴史的に潜在していた日本のtが国間「同盟」システムが顕在化していく経緯を理解する。 |
10 | 12/12 | 浮かび上がる課題ー安全保障と民主的統制 | 日本の戦後史にとって在日米軍基地がもつ意味とはなにか。その功罪を理解し、解決策を展望する。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は過去に開講した同名講座と内容が重複しますが、回数を増やし新たな知見を加えて実施いたします。
◆休講が発生した場合の補講日は12月19日(金)を予定しております。
◆参考図書として、『在日米軍基地―米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史』(中公新書)をお読みいただくと、より理解が深まります(購入は必須ではありません)。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。
インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
講師紹介
- 川名 晋史
- 大東文化大学教授、東京科学大学特定教授
- 東京科学大学(旧東京工業大学)特定教授、国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー、防衛省統合幕僚学校講師等を兼任。東京工業大学准教授、東京工業大学教授、東京科学大学教授等を経て現職。 1979年北海道生まれ。博士(国際政治学)。専門は、米国の海外基地政策。著書『在日米軍基地―米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史』(中央公論新社、2024年)、『基地の政治学―戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年、佐伯喜一賞)、『基地の消長 1968-1973―日本本土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房、2020年、猪木正道賞特別賞)、『基地はなぜ沖縄でなければいけないのか』(筑摩書房、2022年)、ほか。