ジャンル くらしと健康
早稲田校
マンションの三つの老い マンションに関する「建物の老い」、「人の老い」、及び「ルールの老い」について分析し、検討する
吉田 修平(弁護士)
| 曜日 | 火曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全8回
・01月13日 ~
03月03日 (日程詳細) 01/13, 01/20, 01/27, 02/03, 02/10, 02/17, 02/24, 03/03 |
| コード | 140605 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・マンションに関する複雑な法律制度を理解する。
・建物の老朽化、人の高齢化から発生する問題を整理する。
・マンションの標準管理規約や区分所有法の改正とその内容を学ぶ。
講義概要
マンションに関する法律は複雑であり、理解するのは大変である。法律の専門家でも、区分所有法とマンション標準管理規約の用語の違いなどに戸惑うことがある。一方で、マンションは国民の多くが居住等する重要な資産である。そのようなマンションに、建物・人・ルールという三つの「老い」が迫っており、更に問題が発生してきている。また、マンション標準管理規約(国交省)は、2024年6月に改正され、区分所有法(法務省)も2025年の通常国会で改正された。このような状況の中で、マンションを取り巻く法律やルール等をきちんと理解し、今後、発生しうる問題にも適切に対応していける力を身に付けていきたい。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 01/13 | マンションの三つの「老い」とは何か | 建物の「老い」、「人の老い」、ルールの「老い」とは何か。 ・建物の「老い」がもたらす問題には何があり、どのような解決手段があるのか。 ・マンションという建物の特殊性から生ずる問題。 ・民法の原則に対する例外を学ぶ。 |
| 2 | 01/20 | マンション管理組合を構成する人の「老い」 | 人の「老い」がもたらす問題には何があり、どのような解決手段があるのか。 |
| 3 | 01/27 | マンションを取り巻くルールの「老い」 | マンションに関するルールとは何があるのか。 ・ルールの「老い」がもたらす問題には何があり、どのような解決手段があるのか。 |
| 4 | 02/03 | マンション標準管理規約 | マンションの管理規約とは何か。 ・どのような内容を定めるのか。 ・マンション標準管理規約とは何か。 |
| 5 | 02/10 | マンション標準管理規約の改正 | 2016年の改正の内容 ・その後の改正の内容 |
| 6 | 02/17 | マンションを取り巻く法律 | マンションに関連する法律は何があるのか ・それらの関係はどのようになっているのか(区分所有法・マンション再生円滑化法・被災マンション法など) |
| 7 | 02/24 | 区分所有法等の概要と改正 | 区分所有法の概要がどのようなものか ・その改正はどのようなものとなったのか |
| 8 | 03/03 | 区分所有法の改正 | :区分所有法の改正とマンション再生円滑化法や被災マンション法との関係 ・区分所有法の改正は何をもたらすのか。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆本講座は、2024年度冬学期に開講した同名講座に一部新たな知見を加えて再構成しています。
テキスト
テキスト
吉田修平『マンションの「老い」』(一般社団法人 金融財政事情研究会)(ISBN:978-4322144925)
講師紹介
- 吉田 修平
- 弁護士
- 早稲田大学法学部卒業。第一東京弁護士会所属。外部活動として、公益社団法人日本不動産学会(常務理事)等、他多数。定期借家権・終身借家権の立法に関与した経験を持つ。
最近の著書に、『マンションの老い』(金融財政事情研究会)、『民法改正と不動産取引』(金融財政事情研究会)『所有者不明土地の法律実務〜民法・不動産登記法等の大改正による土地所有法制の実務対応〜』(株式会社プログレス)等がある。




