ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
鉄道200年記念―日本と世界の鉄道 社会の変貌と鉄道の過去・現在・未来
今尾 恵介(地図研究家、一般財団法人日本地図センター客員研究員)
| 曜日 | 金曜日 |
|---|---|
| 時間 | 15:05~16:35 |
| 日程 |
全6回
・01月09日 ~
02月13日 (日程詳細) 01/09, 01/16, 01/23, 01/30, 02/06, 02/13 |
| コード | 140260 |
| 定員 | 41名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 17,820 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 20,493 |
目標
・200年を迎えた世界の鉄道と、独自の発展を遂げた日本の鉄道の歴史をたどります。
・目的ごとに分化した鉄道・軌道の姿-新幹線や路面電車の実際を学びます。
・鉄道貨物やローカル線問題、LRTなど、鉄道の今後のあるべき方向性を考えます。
講義概要
1825年秋に英国ダーリントン&ストックトン鉄道がお目見えして200年を過ぎました。今では通勤通学から出張、観光旅行などに不可欠な存在です。特に日本は1人あたりの鉄道利用が世界のトップクラス。ところが最近では人口減少や人手不足などの問題が影を落とし始めました。もはや「十年一日」では線路の存続は保証されません。この講座では、これまでの鉄道史を振り返りながら私鉄の経営戦略、リニアを含む「新幹線」問題、鉄道貨物輸送、地方のローカル線問題、鉄道活性化の先行事例としての「進化した路面電車(LRT)」などを取り上げ、EUの鉄道政策なども参照しながら、鉄道の現在地と将来のあるべき姿を模索します。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 01/09 | 大都市圏の私鉄とその経営戦略 | 京都に初めてお目見えした日本の電車も130周年を迎え、この間に国の近代化とともにめざましい発展を遂げました。人口減少に差し掛かる現在はその曲がり角ですが、時代とともに繰り広げられた各社の経営戦略を探ります。 |
| 2 | 01/16 | 日本の新幹線−弾丸列車からリニアまで | 日本の高速鉄道は戦前の「弾丸列車」に始まりました。東京〜下関間を9時間で結ぶ計画は戦争で中断を余儀なくされます。戦後は東海道新幹線に結実しましたが、新幹線が「非採算路線」にまで拡大され、問題が吹き出しました。 |
| 3 | 01/23 | 鉄道貨物輸送の過去・現在・未来 | かつて内国貨物輸送の半分を担っていた日本の鉄道も、現在では4%ほどに落ち込んで長らく横ばいの状態が続いています。流通事情は社会の変化とともに変貌してきました。トラック運転手不足の今、鉄道シフトは実現可能なのか。 |
| 4 | 01/30 | EU諸国の「鉄道参入自由化」と環境政策 | 空路の移動は「飛び恥」と揶揄され、寝台列車が復活しています。環境意識の希薄な日本では欧州の状況への理解が進みません。圏域を挙げての「鉄道シフト」と自由参入、そして技術革新が進む欧州の現状を学びます。 |
| 5 | 02/06 | ローカル線の生き延びる道はあるか | 戦後の高度経済成長期に大きく進んだモータリゼーション。これに加えて地方で加速する人口減少は、特に地方の公共交通を支えてきたローカル線の存続を厳しいものにしています。その再生の道はあるのか、内外の最新の試みをたどります。 |
| 6 | 02/13 | 復活する世界の路面電車と鉄道の未来 | かつては道路の「邪魔者」として廃止が進められてきた路面電車も、1990年代から世界的にその流れが変わりました。大量・定時輸送を得意とする鉄道の良い面と、道路走行の利便性を持ち込んだ新しい移動手段の思想、その未来への展望を考えます。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は2月20日(金)を予定しています
講師紹介
- 今尾 恵介
- 地図研究家、一般財団法人日本地図センター客員研究員
- 1959年横浜市出身。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退後、出版社勤務を経て地図・地名・鉄道の分野での執筆活動を開始。著書に『地名散歩』(角川新書)、『地図バカ』(中公新書ラクレ)、『地図帳の深読み』(帝国書院)、『駅名学入門』(中公新書ラクレ)、『地図で読む戦争の時代』(白水社)、など多数。『地図マニア空想の旅』(集英社)で斎藤茂太賞、『日本200年地図』(河出書房新社)で日本地図学会賞、日本地理学会より2019年度日本地理学会賞(社会貢献部門)をそれぞれ受賞。日本地図学会「地図と地名」専門部会主査、名古屋レールアーカイブス会員、深田研ジオ鉄普及委員会委員。




