ジャンル 日本の歴史と文化
早稲田校
羽柴秀長と豊臣政権 秀吉を支えた弟の生涯
渡邊 大門(株式会社歴史と文化の研究所代表取締役)
| 曜日 | 木曜日 |
|---|---|
| 時間 | 13:10~14:40 |
| 日程 |
全8回
・01月08日 ~
02月26日 (日程詳細) 01/08, 01/15, 01/22, 01/29, 02/05, 02/12, 02/19, 02/26 |
| コード | 140208 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・豊臣秀吉・羽柴秀長兄弟の出自を知る
・秀吉・秀長が天下取りに邁進した経緯を理解する
・秀吉・秀長に関する正しい知識を身に付ける
講義概要
秀吉が登場する小説などで描かれる秀長の姿は、兄を支える優秀な弟です。秀長がいなければ、秀吉は天下を取れなかったような印象すらありますが、それは本当なのでしょうか。それは小説などの話であって、真の秀長の姿とは言えません。
秀長は数少ない秀吉の縁者として、ナンバー2の座を獲得すると、政権中枢の実力者にふさわしい官職を与えられました。とはいえ、秀長の役割は秀吉の命令に忠実に従い、秀吉や豊臣政権の利益になるよう行動することでした。
本講座では秀吉の天下取りの過程と重ね合わせつつ、秀長の生涯を取り上げます。秀長の実像は、どう考えるべきなのでしょうか。その真の姿をご理解いただけると幸いです。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 01/08 | 秀長の誕生と家族 | 秀長と兄の秀吉の出自には諸説あり、必ずしも詳しくわかるものではありません。その多くは二次史料に書かれており、内容に非常に問題があるのが実情です。中には、秀吉が中国人だった、正親町天皇のご落胤だったという説があるくらいです。第1回は、謎が多いとされる秀吉・秀長兄弟の出自やその家族について考えます。 |
| 2 | 01/15 | 若き頃の秀吉の実像とは | 若き頃の秀吉については謎が多く、織田信長のもとで薪奉行を任されていたなどの説があります。このほか、墨俣一夜城(信長の命によりたった一晩で墨俣城を築城した話)の逸話など、ユニークな話に事欠きません。第2回は謎が多いとされる若き頃の秀吉の実像について、詳しく検討します。 |
| 3 | 01/22 | 中国計略への出陣 | 天正5年(1577)10月、秀吉は織田信長から中国計略(毛利征伐)を命じられ、弟の秀長とともに播磨に出陣します。中国計略の成功は、秀吉・秀長兄弟の出世の糸口になりました。第3回は、秀吉・秀長兄弟による播磨上月城の攻略から、三木城、長水山城などの攻略を経て、但馬を制圧するまでを取り上げます。 |
| 4 | 01/29 | 秀吉に従い転戦した秀長 | 播磨・但馬を制圧した秀吉・秀長兄弟は、いよいよ備中高松城の攻略を開始します。その直後に勃発したのが本能寺の変で、主君の信長は明智光秀により自害に追い込まれました。第4回は秀吉・秀長兄弟による備中高松城の攻略から、本能寺の変を経て、柴田勝家・織田信孝に勝利するまでを解説します。 |
| 5 | 02/05 | 豊臣政権下における秀長 | 柴田勝家・織田信孝に勝利した秀吉は、小牧・長久手の戦いで徳川家康・織田信秀を屈服させます。その間、秀長は播磨、但馬などの支配を行い、その後は紀伊を秀吉から与えられました。第5回は豊臣政権下における秀長の動きにスポットを当て、一連の合戦や支配の状況を詳しく取り上げます。 |
| 6 | 02/12 | 秀長による大和支配と四国征伐 | 関白になった秀吉は、反抗する長宗我部元親の征伐を敢行します(四国征伐)。その後、秀長は大和国を秀吉から与えられ、郡山城に本拠を定めました。第6回は、四国征伐の経緯を詳しく検証するほか、秀長による大和国支配を取り上げ、秀長の家族についても紹介します。 |
| 7 | 02/19 | 九州征伐と秀長の最期 | 四国征伐に成功した秀吉は、次に九州征伐(島津征伐)を行いました。その際、島津氏との交渉などで重要な役割を果たしたのが秀長でしたが、その身はやがて病に侵されてしまいました。第7回は九州征伐の経緯を詳しく紹介することに加え、秀長の最期の模様や養子の秀保を詳しく取り上げます。 |
| 8 | 02/26 | その後の豊臣家 | 秀長を失った秀吉は大いに嘆き悲しみ、その後の豊臣家は迷走状態になりました。秀吉が養子に迎え、後継者とした秀次に死を命じたなどは、その一例といえます。最終回の第8回は、秀長の死後の豊臣家の動静を詳しく論じ、さらに関ヶ原合戦から大坂の陣で滅亡するまでを取り上げます。 |
講師紹介
- 渡邊 大門
- 株式会社歴史と文化の研究所代表取締役
- 1967年神奈川県横浜市生まれ。千葉県市川市在住。関西学院大学文学部史学科卒業。佛教大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。専門分野は日本中近世政治史。主な著書に『羽柴秀長と豊臣政権 秀吉を支えた弟の生涯』(ちくま新書)、『戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?』星海社新書、『大坂の陣全史 1598-1616』草思社、『戦国大名は経歴詐称する』柏書房、『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』PHP文庫、『嘉吉の乱 室町幕府を変えた将軍暗殺』ちくま新書、『誤解だらけの徳川家康』幻冬舎新書、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』柏書房、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』星海社新書、『関ケ原合戦全史 1582-1615』草思社など多数。




