ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

「武断政治」と「鎖国」という外交

  • 冬講座

堀 新(共立女子大学教授)

曜日 水曜日
時間 10:40~12:10
日程 全8回 ・01月07日 ~ 03月04日
(日程詳細)
01/07, 01/14, 01/21, 01/28, 02/04, 02/18, 02/25, 03/04
コード 140205
定員 70名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 23,760
ビジター価格 受講料 ¥ 27,324

目標

・「元和偃武」とは言うものの、戦争の可能性を秘めつつ展開した幕府政治を、多角的に検証すること
・江戸初期の大名改易、朝幕関係や外交政策について、虚像と実像を明確にすること
・歴史を楽しむこと

講義概要

慶長20年(1615)の豊臣家滅亡により、徳川の天下が確立し、泰平の世になったとされています。しかし実際は大名の謀叛の噂や、大名改易による幕府と大名の緊張関係が続いていました。またスペイン・ポルトガルとの断交、キリシタン弾圧政策に抵抗する「天草・島原一揆」(島原の乱)を経て、「鎖国」が成立します。戦国社会とはまたひと味違った激動の時代が続いていたのです。その虚像と実像を、一級史料を中心に軍記物語や合戦図屏風を交えて検証します。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/07 「元和偃武」の虚実 慶長20年(1615)の豊臣家滅亡をもって「元和偃武」とされています。その虚実を検証します。
2 01/14 大名の改易1ー松平忠輝と福島正則 大坂の陣直後におこった2つの大名改易、松平忠輝(1616)と福島正則(1619)を検証します。
3 01/21 大名の改易2ー本多正純と徳川忠長 三代将軍徳川家光の将軍任官(1623)の前後におこった2つの大名改易、本多正純(1622)と徳川忠長(1632)を検証します。
4 01/28 和子入内と紫衣事件 徳川秀忠の娘和子の入内(1620)と紫衣事件(1627-29)を題材に、近世初期の朝幕関係を検証します。
5 02/04 初期御家騒動 近世初期に藩主と老臣をめぐる御家騒動が頻発します。そのなかから越前騒動(1612)と黒田騒動(1633)をとりあげ、その意義を検証します。
6 02/18 朝鮮・琉球との外交と柳川一件 島津家久の琉球出兵(1609)、対馬と朝鮮との己酉約条(1609)と柳川一件(1635)について検証します。
7 02/25 慶長遣欧使節と禁教政策 豊臣秀吉のバテレン追放令(1587)にはじまり、伊達政宗の支倉常長派遣(1613)から常長の帰国(1620)を検証します。
8 03/04 「島原天草一揆」(島原の乱)と「鎖国」 「島原天草一揆」の勃発(1637-38)、ポルトガルとの断交(1639)から「鎖国」の完成(1641)までを検証します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆授業で配付する資料(プリント)は、毎回持参してください。
◆2025年度秋講座から継続受講される方が優先となる講座ですが、内容としては学期ごとに完結しますので、継続受講者が定員に満たない場合は、初めての方もお申込みいただけます。

講師紹介

堀 新
共立女子大学教授
1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に『織豊期王権論』(校倉書房)、『天下統一から鎖国へ』、『信長公記を読む』(吉川弘文館)、『信長徹底解読』『家康徹底解読』(共編著)(文学通信)などがある。

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