ジャンル 文学の心

早稲田校

シェイクスピアのことばと文化 『ハムレット』を読み・観る

  • 冬講座

冬木 ひろみ(早稲田大学名誉教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全5回 ・01月09日 ~ 02月06日
(日程詳細)
01/09, 01/16, 01/23, 01/30, 02/06
コード 140139
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・シェイクスピアの劇を原文で読めるような力をつける。
・シェイクスピア時代の文化的・社会的状況を知る。
・演劇全般に対する理解を深める。

講義概要

秋講座に引き続きシェイクスピアの最高傑作『ハムレット』の原文を少しずつ読み、さまざまな映像も見てゆきます。
今期は5回ですのであまり多くは進めませんが、秋講座の続きとして非常に長い2幕2場の途中の役者のやってくる少し前から始めたいと思っています。ハムレットはそもそも佯狂を装うことにしたことも含め、演劇に対して大きな関心と親しみを感じている人物だと言えます。ハムレットの演技論もとても示唆的で鋭い内容ですし、当時の劇団の状況もわかってきて、なかなか面白い場面が続くと思います。舞台・映画での役者・演出の違いについても、可能な限りいろいろな映像をお見せしたいと思っています。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 01/09 2幕2場を読む ローゼンクランツとギルデンスターンとハムレットのやりとり。二人との対話から両名をすぐに怪しむハムレットの言葉の妙を読んでゆきます。
2 01/16 2幕2場(続き①) ハムレットと周辺の人物たち:シェイクスピアの他の劇での描き方との比較
3 01/23 2幕2場(続き②) ハムレットの演技論
4 01/30 2幕2場(続き③) 役者到着の知らせをするポローニアスとの掛け合い。劇団の裏地jy0王も含めて読み解く。
5 02/06 2幕2場(続き④) 役者の朗読の見事さとそれに感動するハムレット。役者に対するシェイクスピア自身の思いを探る。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆2025年度秋学期の継続講座ですが、新規の方も歓迎します。
◆休講が発生した場合の補講日は2月13日(金)を予定しています。

テキスト

テキスト
『As You Like It(The Oxford Shakespeare)』(Oxford University Press)(ISBN:978-0199536153)※本テキストは、ELT BOOKS(https://eltbooks.com)よりご購入ください。

講師紹介

冬木 ひろみ
早稲田大学名誉教授
早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。2008年度英国ケンブリッジ大学客員研究員。専門分野はイギリス演劇、特にシェイクスピア。編著書に『ことばと文化のシェイクスピア』(早大出版部)、『甦るシェイクスピア』(研究社)などがある。

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