ジャンル 現代社会と科学

中野校

令和の米騒動の真相

  • 秋講座

鈴木 宣弘(東京大学大学院特任教授・名誉教授、食料安全保障推進財団理事長)

曜日 月曜日
時間 10:40~12:10
日程 全2回 ・12月15日 ~ 12月22日
(日程詳細)
12/15, 12/22
コード 330721
定員 60名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 5,940
ビジター価格 受講料 ¥ 6,831

講義概要

米価の高騰が止まらない。5月7日、米5kgの平均価格は4,233円、17週連続の値上がりで最高値を記録した。前年同期の2,088円と比べると2倍超になる。備蓄米もなかなか手に入らない。なぜ、このような騒動になったのか。なぜ収まらないのか。「コメは足りているのに流通がコメを隠した」という説明は本当なのか。流通悪玉論、農協悪玉論で目くらましをし、根本原因に目を背けたままにすれば、事態は深刻化する。つまり、コメ不足が常態化する。日本の主食としての米を守る意味はどこにあるのか、国の政策、米の生産の現場はどうなっているのか、米問題の根本を探る。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 12/15 国内生産を抑制し、輸出米を振興し、輸入米で埋める愚策 減反要請、田んぼ潰し、農家の所得減による疲弊による深刻なコメ生産の減少を放置して、コメ輸出を8倍にすると言い出し、トランプ関税の回避を懇願する「盗人に追い銭」外交で、コメの輸入増を「生贄」として差し出す可能性さえ出てきている。国内のコメ生産はさらに激減し、いつでも安く輸入できる時代が終わった今、日本人が飢餓に直面するリスクが加速してきている。
2 12/22 小泉劇場の真相〜農協攻撃の高まりは何を意味するか 「農協改革」の本丸は、①農林中金の貯金の100兆円と全共連の共済の55兆円の運用資金を外資に差し出し、②日本の農産物流通の要の全農をグローバル穀物商社に差し出し、③独禁法の「違法」適用で農協の共販と共同購入を潰すことだ。売国に歯止めをかけねばならない。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は12月15日(月)を予定しております。
◆社会情勢によって講義内容が変わる場合があります。

備考

※講師都合により、12月1日(月)は休講になりました。補講は12月15日(月)に行います。
※講師都合により、12月8日(月)は休講になりました。補講は12月22日(月)に行います。

講師紹介

鈴木 宣弘
東京大学大学院特任教授・名誉教授、食料安全保障推進財団理事長
東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授、東京大学教授を経て現職。専門は農業経済学。『食料を読む』(日経文庫、2010年)、『食の戦争』(文春新書、2013年)、『悪夢の食卓』(角川、2016年)、『だれもが豊かに暮らせる社会を編み直す』(筑波書房、2020年)、『農業消滅: 農政の失敗がまねく国家存亡の危機』(平凡社新書、2021年)、『協同組合と農業経済〜共生システムの経済理論』(東京大学出版会、2022年、食農資源経済学会賞受賞)、『世界で最初に飢えるのは日本〜食の安全保障をどう守るか』(講談社、2022年)、『マンガでわかる日本の食の危機』(方丈社、2023年)、『国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係』(講談社、2024年)、『令和の米騒動』(文春新書、2025年)、『もうコメは食えなくなるのか』(講談社、2025年)等、著書多数。

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