ジャンル 人間の探求

中野校

レヴィナス入門

  • 秋講座

渡名喜 庸哲(立教大学教授)

曜日 木曜日
時間 13:10~14:40
日程 全5回 ・11月06日 ~ 12月04日
(日程詳細)
11/06, 11/13, 11/20, 11/27, 12/04
コード 330522
定員 24名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・エマニュエル・レヴィナスの哲学思想を理解する。

講義概要

エマニュエル・レヴィナスは、1905年リトアニアに生まれ、フランスで活躍した哲学者です。ユダヤ人として第二次世界大戦を経験し、戦後のフランスで現象学に基づく「他者」への「応答責任」を基軸にする倫理思想を構築すると同時に、ユダヤ思想の復興に努めたレヴィナスの哲学は、今日、哲学・倫理学のみならず、文学・社会学・心理学・政治学・ケア・ジェンダー・芸術等々、さまざまな分野に大きな影響を与えています。この講座では、そのレヴィナスの思想の全体について分かりやすく説明することを試みます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 11/06 初期レヴィナス レヴィナスがみずからの哲学を構築する背景・土台になったものは何か。若き日の「現象学」への開眼、第二次世界大戦の影響、戦後すぐに取り掛かり始める独自の哲学の構想を検討します。対象となるテクストは特に『レヴィナス・コレクション』、『実存から実存者へ』(ともにちくま学芸文庫)です。
2 11/13 第一の主著『全体性と無限』 レヴィナスが「他者の倫理」という思想を打ち立てたとされる第一の主著『全体性と無限』(講談社学術文庫)の内容を見ていきます。
3 11/20 ユダヤ思想 レヴィナスが戦後のフランスにおいて試みたユダヤ思想の復興がどのようなものだったのか。『困難な自由』(法政大学出版局)およびその「タルムード講話」を中心に見ていきます。
4 11/27 第二の主著『存在の彼方へ』 レヴィナスの第二の主著『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)では、その思想はいっそうの深化を見せ、「身代わり」「傷つきやすさ」「正義」といった重要概念が提示されます。その内容を概観します。
5 12/04 レヴィナス思想のさまざまな受容 レヴィナス思想はその後さまざまに受容されることになりました。特に、ケア、ジェンダー、そして政治(とりわけシオニズムとの関係)のテーマを取り上げる予定です。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆参考図書:『レヴィナス読本』レヴィナス協会編(法政大学出版局)、『評伝レヴィナス』サロモン・マルカ著(慶應義塾大学出版会)
◆その他、レヴィナスの著作については、取り上げる予定のものは各回の講義予定に記しています。手元にあるに越したことはありませんが、必須ではありません。手元にない方・未読の方も対象としています。

講師紹介

渡名喜 庸哲
立教大学教授
1980年福島県生まれ。パリ第7大学社会科学部博士課程修了。専攻は、現代フランス哲学・社会思想史。主著に『現代フランス哲学』(ちくま新書)、『レヴィナスの企て』(勁草書房)、『レヴィナス:顔の向こうに』(青土社)、『レヴィナスのユダヤ性』。主な共編著に『レヴィナス読本』(法政大学出版局)、『個と普遍:レヴィナス哲学の新たな広がり』(法政大学出版局)。訳書に、『エマニュエル・レヴィナス著作集』第1〜3巻(共訳、法政大学出版局)、ジャック・デリダ『最後のユダヤ人』(未来社)、グレゴワール・シャマユー『ドローンの哲学』(明石書店)、ジャン=リュック・ナンシー『フクシマの後で 破局・技術・民主主義』(以文社)ほか。
  • 外国語 コースレベル選択の目安
  • 広報誌「早稲田の杜」
  • オープンカレッジ友の店