ジャンル 現代社会と科学

早稲田校

科学できちんと理解する高齢者のこころ 『人生100年時代』の加齢心理学

  • 秋講座

倉片 憲治(早稲田大学教授)

曜日 金曜日
時間 10:40~12:10
日程 全4回 ・09月26日 ~ 10月17日
(日程詳細)
09/26, 10/03, 10/10, 10/17
コード 130702
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・加齢に伴うこころの変化を正しく理解できるようになる。
・老いに対する不安や迷いに適切に対処できるようになる。
・高齢者のこころに寄り添った介護・介助ができるようになる。

講義概要

これまで古今東西、多くの作家や思想家らが「老い」について語ってきました。しかし、そこで唱えられたさまざまな説は、現代の科学でどこまで裏付けられるでしょうか? 超高齢社会を迎えた現在の日本でも、同じように当てはまるものでしょうか? 本講座では、最新の脳科学や心理学の知見を踏まえて、「老い」とは何か、年齢とともに人のこころはどのように変化していくか、といった問いに答えながら、高齢者の日常行動に潜む心理に迫っていきます。ここで得られた知識は、高齢者本人にとってはこれからの人生の道標に、介護・介助に当たる若い人にとっては高齢者のこころをより深く理解するためのヒントになることでしょう。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 09/26 昔の「老化」と今の「老化」 「人生は50年」と言われた時代から平均寿命は大きく延び、100歳を超える長寿者も珍しくなくなりました。それに伴って、心身の「老化」に対する考え方も、以前とは大きく変わってきています。現代科学では高齢者のこころやからだの変化をどのように捉えているのか、最新の知見をもとに一緒に探っていきましょう。
2 10/03 老化の一番の悩み「もの忘れ」 加齢に伴って、おそらく誰もが一番悩まされることになるのが「もの忘れ」でしょう。しかし、老化現象であるから避けられないと思われがちな記憶力の低下も、その種類によっては若い頃とあまり変わらないものがあります。また、記憶力は低下するばかりでなく、“変化”することも知られています。それらの現象に隠された意味を探ることによって、「もの忘れ」にうまく対処する術(すべ)を身につけましょう。
3 10/10 高齢者の「なぜ?」に答える 歳を取ると、人はなぜ頑固になるのでしょうか? なぜ同じ話を繰り返しするようになるのでしょうか? 若い人から見ると、高齢者には「なぜ?」と不思議に感じられることがたくさんあります。あるいは、高齢者自身も、若い頃とは違う自分に「なぜ?」と感じているかもしれません。そのような「なぜ?」と思える高齢者のこころを現代科学ではどのように説明するのか、さまざまな研究の成果を見てみましょう。
4 10/17 幸福な人生を終えるために 平均寿命が男女ともに80歳を超え、90歳や100歳の長寿者が身近に増えてきたことによって、高齢者研究も大きく進展しました。その結果、老化とは歳とともに一直線に進んでいくものではなく、80歳・90歳になると、それまでとは違ったこころの変化が現れることが知られるようになってきました。幸福な人生を終えるための“秘訣”ともいえる、こころの変化の様相を明らかにした最新の研究成果を紹介します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は10月24日(金)を予定しています。
◆本講座は、過去に早稲田校で実施した同名講座とほぼ同じ内容となります。

講師紹介

倉片 憲治
早稲田大学教授
早稲田大学第一文学部心理学専修、卒業。国立研究開発法人産業技術総合研究所総括研究主幹を経て、2017年より現職。高齢者の心理特性に関する幅広い知見をもとに、年齢や障害の有無にかかわらず多くの人々に使いやすい製品、快適な環境の設計を考える「加齢人間工学」の研究・教育に従事。共著書に『バリアフリーと音』『アクセシブルデザイン 〜高齢者・障害者に配慮した人間中心のデザイン〜』『人間科学で読み解く幸せな認知症』など多数。
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