ジャンル くらしと健康
早稲田校
知っておきたい初心者のための不動産相続 遺産の中に不動産がある場合の法律問題
吉田 修平(弁護士)
曜日 | 火曜日 |
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時間 | 10:40~12:10 |
日程 |
全8回
・09月30日 ~
11月18日 (日程詳細) 09/30, 10/07, 10/14, 10/21, 10/28, 11/04, 11/11, 11/18 |
コード | 130609 |
定員 | 30名 |
単位数 | 1 |
会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・誰しも経験する相続問題と、極めて重要な財産である不動産に関する問題の2つが交差する領域を学ぶ。
・相続財産の中に不動産がある場合の特有の問題について、事例(ケース)を交えて基礎から応用までをわかりやすく解説する。
・将来発生するかもしれない相続への備えとして学習していただく。
講義概要
相続とは、被相続人の所有していた一切の財産を相続人が包括的に承継することであり、財産のうち、通常、最も価値の大きいものは不動産である。そして、不動産に関する法律は民法だけでなく借地借家法や不動産登記法、区分所有法など数多くあり、規律の内容を十分に理解することは非常に難しい。相続財産の中に不動産が存在する場合には、得るものも大きいものとなる反面、処理方法や手続等を誤った場合のリスクも大きくなる。本講座では、基礎的な法律知識から始め、判例等のケースも交えながら、不動産を相続する際に生ずる問題等について解説していく。また、最近の法改正の概要についても解説する。
各回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
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1 | 09/30 | 相続に関する基本知識① | ・法律の学び方(原則と例外) ・不動産を相続する場合の問題のポイントと概要 ・相続の意義と基本的概念の整理 ・相続人の範囲と順位、相続分・相続の効力(包括承継、遺産の共有、特別受益・寄与分、遺産分割等) |
2 | 10/07 | 相続に関する基本知識② | ・相続の承認、放棄 ・遺言 ・遺贈 ・遺言執行者 ・遺言の撤回 |
3 | 10/14 | 相続に関する基本知識③ | ・配偶者の居住を保護するための方策(改正) ・遺留分制度(改正) ・相続人以外の者の貢献(改正) |
4 | 10/21 | 不動産に関する基本知識① | ・不動産とは ・不動産の上に成立する法律関係(物権と債権) ・所有権(単独所有と共有) ・例外としてのマンション(区分所有法とマンション標準管理規約等) ・売買(契約と所有権の移転及び登記) ・原則としての民法の賃貸借契約(賃貸借の意義、賃貸借の要素、賃貸借契約書、賃貸借の存続期間、賃貸借の効力、賃貸借の終了、原状回復) |
5 | 10/28 | 不動産に関する基本知識② | ・借地借家の全体像 ・借地借家法の歴史と借地借家法等の改正 ・土地賃貸借(普通借地契約、例外としての定期借地契約) |
6 | 11/04 | 不動産に関する基本知識③ | ・建物賃貸借(普通借家契約、例外としての定期借家契約、終身借家契約) |
7 | 11/11 | 不動産を相続する場合の諸問題① | ・相続に関する登記の原則と例外 ・相続登記の義務化 ・共同相続した不動産の管理・遺産分割と共有物分割 |
8 | 11/18 | 不動産を相続する場合の諸問題② | ・収益不動産の相続 ・遺産の評価 ・借地権や借家権を相続した場合に生ずる問題点 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合、補講日は11月25日(火)を予定しています。
◆本講座は、担当講師の過去の同名講座をもとに、新たな知見を盛り込んで実施いたします。
講師紹介
- 吉田 修平
- 弁護士
- 早稲田大学法学部卒業。第一東京弁護士会所属。外部活動として、一般社団法人日本相続学会(副会長)、公益社団法人日本不動産学会(常務理事)等、他多数。定期借家権・終身借家権の立法に関与した経験を持つ。
最近の著書に、『民法改正と不動産取引』(金融財政事情研究会)、『相続法改正―新しい相続実務の徹底解説―』(株式会社青林書院)、『不動産相続の法律相談』(株式会社青林書院)、『所有者不明土地の法律実務〜民法・不動産登記法等の大改正による土地所有法制の実務対応〜』(株式会社プログレス)、『実務解説 借地借家法(第4版)』共著(株式会社青林書院)、『マンションの老い』(金融財政事情研究会)等がある。