ジャンル 芸術の世界
早稲田校
展覧会図録の楽しみ―拡大して見るシルクロード遺宝の美
松平 美和子(元駒澤大学講師、美術交流史研究家)
| 曜日 | 火曜日 |
|---|---|
| 時間 | 10:40~12:10 |
| 日程 |
全8回
・09月30日 ~
12月02日 (日程詳細) 09/30, 10/07, 10/21, 10/28, 11/11, 11/18, 11/25, 12/02 |
| コード | 130415 |
| 定員 | 30名 |
| 単位数 | 1 |
| 会員価格 | 受講料 ¥ 23,760 |
| ビジター価格 | 受講料 ¥ 27,324 |
目標
・展覧会図録(カタログ)の楽しみ方を知る。
・過去の展覧会の主なる出品作品の図像を拡大し、細部の文様を分析し楽しむ。
・今秋の正倉院展はじめシルクロード関係の展覧会情報を得る。
講義概要
以前展覧会で見たあの名品をもう一度スクリーン上で見てみませんか?この講座では、過去に日本で開催された8つのシルクロード美術関係の展覧会を取り上げ、その図録の楽しさ面白さを味わうとともに出品作品の細部を拡大し、その卓越した技術や細かく美しい文様などを解説していきます。昨今の混乱する世界情勢の中では、ウクライナやアフガニスタンをはじめとした世界の美術館所蔵の作品と私たちは今度いつ対面できるか分からないのが現実です。過去の展覧会で見た懐かしい作品とスクリーンの上で再会し鑑賞しましょう。また今秋開催されるシルクロード関係の展覧会の紹介もしていく予定です。
各回の講義予定
| 回 | 日程 | 講座内容 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 09/30 | 「シルクロードの宝物」展 1985年 東京国立博物館 | 展覧会開催時に発行される図録(カタログ)について、その歴史や楽しみ方、利用法を解説する。展覧会については1985年に東京国立博物館で開催された「シルクロードの宝物ー古代中世の東西文化交流」展を取り上げる。エルミタージュ美術館はじめ、旧ソ連の9つの共和国の美術館から出品されたペンジケントの壁画、イッシク遺跡の黄金人間、ダルヴェルジン・テぺの王侯頭部などを解説。 |
| 2 | 10/07 | 「大英博物館展ー 100のモノが語る世界の歴史 」2015年 東京都美術館 | 200万年前から現在までを、大英博物館蔵の100の作品でたどる展覧会。一般の図録とともに子供用のミニブックも発行された。ウルのスタンダードを初め、リュディアの金貨、オクソス遺宝、平安時代の松喰鶴の鏡、景徳鎮の青花磁器、など各地各時代の変化に富む名品を解説していく。 |
| 3 | 10/21 | 「スキタイ黄金美術展」 1992年 三越美術館 | 1991年に独立したウクライナが自国の二つの博物館から出品した初めてのスキタイの遺宝展。トルスタヤ・モギーラから出土したスキタイの金の胸飾りのレプリカが初めて日本で公開された。独立間もないウクライナの気迫が感じられる展覧会の図録と出品作を見る。 |
| 4 | 10/28 | 「正倉院展 」2025年他 奈良国立博物館 | 今年で77回目を迎える正倉院展の歴史をたどりながら、時代とともに変化してきた正倉院展の図録の変遷を見る。数十年に一度しか出陳されない人気の出陳品の数々を解説する。また、今年大阪と東京で開催される「正倉院The Show」というイベントについても触れる。 |
| 5 | 11/11 | 「ポンペイ展 」1997年、1999年、2001年、2006年、2010年、2015年、2022年など | 日本で人気のあるポンペイ展は数年に一度は開催される。開催ごとに少しずつテーマを変えて開催されるポンペイ展に合わせて、図録も毎回変化して興味深い。図録の変遷をたどりながら、ポンペイ出土の遺品の細部文様を見る。 |
| 6 | 11/18 | 「シルクロードのガラス―時空を超えた魅惑の輝き」展 2008年 古代オリエント博物館 | 西アジアで生まれたガラスが吹きガラス技法の発見により東西へ広く伝わり、イスラム、中国でも独特のガラスを生み出していく歴史をたどる展覧会。図録は従来と異なる一般書の形で発行された。ガラスの代表的作品を美しい写真で見ていく。 |
| 7 | 11/25 | 「黄金伝説 」展 2015年 国立西洋美術館 | 上野の国立西洋美術館で開催された黄金の展覧会。世界最古のヴァルナの金、古代ギリシア、トラキア、エトルリアとローマという黄金製品を絵画や伝説を交えて説明する魅力的な図録。粒金細工や金線細工など優れた金工技術満載の作品を見る。 |
| 8 | 12/02 | 「黄金のアフガニスタンー守りぬかれたシルクロードの秘宝」展 2016年 東京国立博物館 | 旧ソ連の侵入に続く内戦で長く混乱が続いたアフガニスタン。散逸をおそれ隠され行方不明になっていたカーブル博物館の遺宝が2000年前後から再発見され、日本で初めて公開された。ティリヤ・テぺの繊細な黄金製品、アイ・ハヌムのグレコ・バクトリア美術、東西各地の美術が集結したベグラム遺宝などの図像を拡大して解説する。 |
ご受講に際して(持物、注意事項)
◆休講が発生した場合の補講日は12/2(火)を予定しています。
◆スクリーンに画像を映すため教室を暗くしますので、必要な方はペンライトをお持ちください。
備考
※講師都合により10/14は休講となります。補講は12/2に行います。
講師紹介
- 松平 美和子
- 元駒澤大学講師、美術交流史研究家
- 東京生まれ。東京教育大学芸術学修士課程、筑波大学芸術学博士課程で東西美術交流史を学ぶ。駒澤大学・成蹊大学で西域美術史・文化交流史などを担当。著書に『シルクロード美術鑑賞への誘い』、編著に『シルクロード美術展カタログ内容総覧』(ともに芙蓉書房出版)がある。




