ジャンル 日本の歴史と文化

早稲田校

戦国時代を生き抜いた天皇と公家の実像を探る

  • 秋講座

渡邊 大門(株式会社歴史と文化の研究所代表取締役)

曜日 金曜日
時間 13:10~14:40
日程 全6回 ・10月24日 ~ 12月05日
(日程詳細)
10/24, 11/07, 11/14, 11/21, 11/28, 12/05
コード 130227
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 17,820
ビジター価格 受講料 ¥ 20,493

目標

・戦国時代の3人の天皇についての理解を深める
・戦国時代の公家の多様なあり方について理解を深める

講義概要

戦国時代には多くの戦国大名が興亡を繰り広げましたが、一方で天皇や公家は後景に退き、あまり研究されてきませんでした。近年になって、戦国時代の天皇や公家の研究が活発になり、その実像が明らかになってきました。本講座では、後土御門天皇、後柏原天皇、後奈良天皇という3人の天皇のほか、一条兼良といった公家を取り上げ、どのようにして戦国の世を生き抜いたのかを考えます。天皇は戦国大名に官位を授け、見返りとして金銭を受け取っていました。公家は戦国大名に和歌を指導したり、書籍を与えたりして金銭を得ていました。そうした事例から、戦国時代における天皇と公家の実像を探ります。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 10/24 43日間も葬儀ができなかった後土御門天皇 1回目は、応仁・文明の乱と同時に登場した後土御門天皇を取り上げます。戦乱の世に登場した後土御門は、何度も「天皇を辞めたい」と口にしました。亡くなったときは葬儀がすぐに行われず、その期間は43日に及びました。なぜ、御土御門は不遇だったのか、諸史料から読み解きます。
2 11/07 21年間も即位式が挙行されなかった後柏原天皇 2回目は、21年間も即位式が挙行されなかった後柏原天皇を取り上げます。後柏原は即位して、すぐに即位式を行えなかったので、挙行すべく執念を燃やしました。諸大名との関係を重視し、金銭と引き換えに官職を授けるなどしたので、その実像を探ることにします。
3 11/14 官職を売った後奈良天皇 3回目は、後奈良天皇を取り上げます。後奈良は後柏原の例にならって、諸大名に官職を売って金銭を得ていました。周防大内氏との関係などを取り上げ、大名が授けられた官職に意味があったのかなども検証し、後奈良の生涯を探ります。
4 11/21 厳しい公家の生活 4回目は、一条兼良と三条西実隆という2人の公家を取り上げます。兼良と実隆は偉大な学者として知られていますが、厳しい生活を送っていたので、諸大名に和歌などを教えるなどして、糊口を凌いでいました。その具体例を検証します。
5 11/28 地方に下った公家 5回目は、冷泉為広と清原宣賢という2人の公家を取り上げます。為広と宣賢も教養豊かな人物でしたが、生活のために地方に下り、戦国大名らに和歌を教え、生活の糧にしていました。その具体例を詳しく解説します。
6 12/05 勤めを果たさない公家 6回目は、橋本公夏、柳原資綱・量光父子、冷泉為純を取り上げます。彼らは生活の糧を得るため地方に下りましたが、なかなか上洛せず地方に留まりました。上洛要請に際しては昇進を条件につけた例もあったので、彼らの強かな生き様を詳しく紹介します。

講師紹介

渡邊 大門
株式会社歴史と文化の研究所代表取締役
1967年神奈川県横浜市生まれ。千葉県市川市在住。関西学院大学文学部史学科卒業。佛教大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役。専門分野は日本中近世政治史。主な著書に『戦国大名の家中抗争 父子・兄弟・一族・家臣はなぜ争うのか?』星海社新書、『大坂の陣全史 1598-1616』草思社、『戦国大名は経歴詐称する』柏書房、『誤解だらけの「関ヶ原合戦」 徳川家康「天下獲り」の真実』PHP文庫、『嘉吉の乱 室町幕府を変えた将軍暗殺』ちくま新書、『誤解だらけの徳川家康』幻冬舎新書、『豊臣五奉行と家康 関ヶ原合戦をめぐる権力闘争』柏書房、『倭寇・人身売買・奴隷の戦国日本史』星海社新書、『関ケ原合戦全史 1582-1615』草思社など多数。

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