ジャンル 日本の歴史と文化

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歩く江戸の旅人たち

  • 夏講座

谷釜 尋徳(東洋大学教授)

曜日 木曜日
時間 15:30~17:00
日程 全5回 ・07月17日 ~ 09月04日
(日程詳細)
07/17, 07/24, 07/31, 08/21, 09/04
コード 720207
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 14,850
ビジター価格 受講料 ¥ 17,077

目標

・江戸時代に流行した旅文化の基礎知識を身につける。
・江戸時代の旅人が、道中でどのように歩いたのかを理解する。
・江戸時代の女子旅の全体像や道中の歩行の実際を理解する。

講義概要

江戸時代は、人びとの旅文化が花開いた時代でした。今日とは異なり交通手段が未発達な社会において、旅人は行程の大半を歩いて移動しました。
江戸時代の旅人は、1日にどの位の距離を歩いたのか?長い距離を歩くためにどのような工夫をしていたのか?女性も男性と同じように歩いたのか?旅費の金額は?など、興味はつきません。
そこで本講座では、「歩く江戸の旅人たち」をテーマとして、江戸時代に旅をした人びとの歩行の秘密に迫ります。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/17 江戸の長距離徒歩旅行の世界 江戸時代、特に庶民層が経済的な成長を見せた江戸後期には、居住地域を越えて異文化に触れて楽しむ観光旅行が大流行しました。
この回では、本講座に関わる基礎知識として、江戸時代に花開いた長距離徒歩旅行の全体像を解説します。
2 07/24 江戸の旅人は、どのように歩いたのか 江戸時代の旅人は、その行程の大半を徒歩で移動しました。
この回では、歩行のルート、歩行距離、歩き方をはじめ、江戸時代の徒歩旅行に隠された秘密に迫ります。
3 07/31 江戸の女子旅 江戸時代には、男性のみならず女性の旅も活発に行われました。
この回では、当時の「女子旅」に着目し、女性の歩行の実際や、女性の旅行環境を支えた社会的な背景を探ります。
4 08/21 江戸の徒歩旅行の困難とは 江戸時代の徒歩旅行には、困難がつきものでした。
この回では、旅人が関所、難路、大河など歩行を妨げた要因をどのように乗り越えていったのかを紐解きます。
5 09/04 江戸の旅費事情 今日と同じく、江戸時代にも旅をするには旅費が必要でした。
この回では、江戸時代の旅費の金額や使い道、持ち運び方など、旅費にまつわる諸事情を明らかにします。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講は9月11日(木)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆本講座は過去の同講師の講座と内容が一部重複しますが、新たな知見で再構成しています。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)

講師紹介

谷釜 尋徳
東洋大学教授
博士(体育科学)。専門はスポーツ史。近著に、『歩く江戸の旅人たち』(晃洋書房)、『江戸のスポーツ歴史事典』(柏書房)、『ボールと日本人』(晃洋書房)、『歩く江戸の旅人たち2』(晃洋書房)、『江戸の女子旅』(晃洋書房)、『スポーツの日本史』(吉川弘文館)、『バスケットボール秘史』(光文社新書)などがある。
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