ジャンル 現代社会と科学

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サイバーセキュリティの世界、スマホから自分を守る ネット社会で騙されないための騙す手口、そして守る技術

  • 夏講座

森井 昌克(神戸大学特命教授、神戸大学名誉教授)

曜日 水曜日
時間 13:00~14:30
日程 全4回 ・07月09日 ~ 07月30日
(日程詳細)
07/09, 07/16, 07/23, 07/30
コード 720765
定員 30名
単位数 1
会員価格 受講料 ¥ 11,880
ビジター価格 受講料 ¥ 13,662

目標

・個人情報の悪用とその保護を理解する
・スマホやネットを使った詐欺についてその方法を理解する
・身近なサイバー攻撃を理解して身を守る

講義概要

投資詐欺、ロマンス詐欺、それに返金詐欺、最近では警察や税務署を装った逮捕/告訴詐欺です。SIMスワップ詐欺という知らない間にスマホが乗っ取られるという詐欺被害も報告されています。私は絶対に騙されないと思ってる人が騙され、詐欺師はそのような人を対象に選びます。主にネットやスマホ(携帯電話)を利用する特殊詐欺の被害額は昨年720億円以上になりました。誰でもが騙される時代なのです。これらの高度な詐欺の手口、その入口となる個人情報の漏えい方法を解説するとともに、身を守るための知識を与えます。また身近に影響を及ぼすサイバー攻撃やデジタル社会を守る暗号についても学びます。

各回の講義予定

日程 講座内容
1 07/09 スマホから自分を守る スマホ(スマートフォン)は便利ですが、使い方を誤れば個人情報を晒すことになり、更には犯罪に関わることもあり得ます。SNSの利用と合わせて何よりも詐欺の被害に遭う道具となってしまいます。第1回はスマホや携帯電話を利用する上でのリテラシ(正しく活用するための能力)と、意思に反して漏えいする日々の行動や言動を含む個人情報とその対策について学びます。
2 07/16 詐欺に合わないために スマホ(ネット)を使った投資詐欺やロマンス詐欺だけでなく、SIMスワップ詐欺やバーコード返金詐欺、それに警察からの電話と偽って騙し高額な金品をだまし取る逮捕/告訴詐欺等、その手口だけでなく、それを支える技術について解説します。
3 07/23 サイバー攻撃の被害を防ぐ 国家や企業、それに身近な病院や飲食店までサイバー攻撃の被害に遭い、市民の生活が脅かされています。最近では中学生を含む個人が一般市民に向けてサイバー攻撃を行い被害を与えています。サイバー攻撃とは何か、どのような被害を及ぼすのか、その対策について易しく説明します。
4 07/30 デジタル社会の安全を守る暗号技術 多くの人がSUICA等のICカード決済、QRコードを使ったスマホ決済、ネットショッピング等、通信を使った売買や決済を使っています。安全なのでしょうか。他人がなりすましたり、カードを偽造したりして不正に使われないのでしょうか。実はそれを保証、そして支えている技術が暗号なのです。ほとんどの人が理解していない現代の暗号について易しく解説します。

ご受講に際して(持物、注意事項)

◆休講が発生した場合の補講日は、8月6日(水)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」
をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

講師紹介

森井 昌克
神戸大学特命教授、神戸大学名誉教授
1989年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程通信工学専攻修了、工学博士。同年、京都工芸繊維大学助手、愛媛大学助教授を経て、1995年徳島大学工学部教授、2005年から2024年、神戸大学大学院工学研究科教授。情報セキュリティ大学院大学客員教授。近畿大学情報学研究所客員教授サイバーセキュリティ部門長。国立研究開発法人日本医療研究開発機構プログラムスーパーバイザー。情報数学、情報通信工学、特にサイバーセキュリティ、情報理論、暗号理論等の研究、教育に従事。内閣府等各種政府系委員会の座長、委員を歴任。サプライチェーンサイバーセキュリティコンソーシアム(SC3)運営委員、同中小企業対策WG座長。2018年情報化促進貢献個人表彰経済産業大臣賞受賞。 2019年総務省情報通信功績賞受賞。2020年情報セキュリティ文化賞受賞。電子情報通信学会フェロー
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